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マニー・パッキャオ(フィリピン)ジェフ・ホーン(オーストラリア)
WBO世界ウェルター級タイトルマッチ(2017年7月2日)
(出典:WOWOW)
パッキャオはいつまで現役生活を続けるのでしょうか。今や全盛期のパッキャオとは別人のように、全くスリルも魅力もないボクサーになり果てました。
ミゲール・コットをKOして以来8年もKO勝ちから遠ざかっています。この頃が彼のピークでした。その後、9勝0KO3敗。上院議員に専念してほしいですね。
ジェフ・ホーンはランキングこそ1位ですが、世界的に全く無名です。
17戦16勝11KO1分け、29歳。まあ、一応無敗でそこそこの戦績を残していますが、実力には?がつきます。
ホーンは、少しボクシングが雑で、ガードに甘さがありそうなので、この試合の見どころは、「パッキャオの久しぶりのKOが見られるかどうか」だけでしょう。
でも、私の本音は、「パッキャオのKO負けが見たい」
試合経過)
1R)
ホーンのお手並みを拝見しましようか。
ホーンが積極的。思い切って行ってますね。ロープに詰めてのボディはいいと思います。
しかし、ボクシングのうまさはパッキャオですね。
2R)
前半はお互いクリーンヒットがありません。
パッキャオはまだ様子見か。ホーンが強引に攻めますが、クリーンヒットはパッキャオ。パッキャオの左のタイミングがあってきたような気がします。
3R)
ホーンは思い切って攻めますが、パッキャオの動きが速く、なかなか捕まえられません。
パッキャオのエンジンが少しずつかかってきた感じです。
ホーンは盛んに手をだすものの、クリーンヒットが少ないですね。
4R)
お互いのパンチの的中率が悪いですね。
パッキャオもいつもほどスピードがないような気がします。ホーンはなかなか頑張っていますよ。
5R)
ホーンのプレスが強く、パッキャオも上手くカウンターを取れません。
(パッキャオはホーンのパワーと頭に苦労する)
パッキャオはさすがにクリーンヒットは許しませんね。パンチの正確さもパッキャオが上。
しかし、まだまだパッキャオのペースではありません。
6R)
ホーンが強引に攻めます。ホーンはとにかくパワーを生かして、前に出るしかありません。
あっと、バッティングです! パッキャオが頭の中を切ったようです。
(パッキャオはホーンのヘッドバッドにてこずる)
ホーンの右がクリーンヒット。少しパッキャオにダメージがあったように見えました。
(たぶんホーンが放った、この日一番のクリーンヒット)
7R)
ホーンのパワーにパッキャオが少し押され気味です。
クリーンヒットではパッキャオですが、ロープに詰まるシーンが目立ちます。
また、パッキャオが切りましたね。今度は左の「おでこ」あたり。
ホーンが結構積極的に攻めています。
8R)
ホーンのパンチはあまり的中率はよくありませんが、頭はけっこうクリーンヒットします。
終盤、パッキャオの左でホーンの動きが止まりました。少しダメージがあったようです。
9R)
パッキャオのまだフットワークは健在です。
おっと、パッキャオが出てきましたよ。ホーンは少し疲れたように見えます。
ホーンが押されています。少しホーンはかなり効いていますね。足元がふらついています。パッキャオのパンチがかなりヒットしています。ホーン危うし!
しかし、パッキャオも疲れたか。
10R)
(9R終了後のインターバルでレフリーから警告を受ける。このまま反撃しなかったらストップするぞ)
ホーンが必死に反撃にきます。逆にパッキャオは少し疲れたようです。
明らかに手数が減りました。
ホーンはこれで一息ついた感じです。
11R)
ホーンがまた攻めます。パッキャオはまだ疲れが残っていますね。
パッキャオのパンチがヒットしましたが、少し威力がなくなっています。
ホーンは持ち直しましたね。
パッキャオ、判定だと微妙ですよ。
12R)
ホーンが出ます。かなりパッキャオは疲れていますね。
ホーンが何度もパッキャオをロープに詰めます。
パッキャオはパンチのキレがありません。
最後ホーンがラッシュしたところでゴング。
クリーンヒットだけを取ればパッキャオですが、見た目にはホーンがかなり押していたような印象です。
117-111、115-113、115-113、3-0でホーンです!
やはり、ホーンが勝ちましたね。
パッキャオが負けたということ以外、ほとんど見るべきところのない凡戦でした。
パッキャオ、もういいでしょ。
ついでに言うと、ホーンもつまらないボクサーです。パンチの当て勘が悪すぎます。