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ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)VS帝里木下(千里馬神戸)
IBF世界S・フライ級タイトルマッチ(2017年7月2日)
(出典:WOWOW)
アンカハスは28戦26勝17KO1敗1分け。2度目の防衛戦です。25歳のサウスポー。
木下は27戦25勝8KO1敗1分、31歳のサウスポー。
3年前にゾラニ・テテに大差の判定負けを喫して以来、2度目の世界挑戦です。ホテルマンボクサーとして有名ですね。
木下は、IBF3位ですが、王者とは実力差がかなりあるように思います。
中盤までに倒されるような気がします。いずれにしても、木下が勝つことはないでしょう。5万5千人の大観衆の前に、世界戦として恥ずかしくない試合を見せてほしいと思います。
試合経過)
1R)
チャンピオンの顔に余裕が見られます。対する木下は、やはりかなり緊張していますね。
アンカハスは、辰吉丈一郎さんをサウスポーにしたようなボクシングスタイルですね。
フットワークがよく似ています。
この回、アンカハスの方が積極的です。
2R)
右ジャブが速い。スピードではアンカハスが上です。
木下はやや押され気味で、常に先手を取られています。
木下は早くも右目をカットしました。苦しい展開ですね。
3R)
アンカハスは、右ボディもうまいですね。
アンカハスの左がきれいにヒットしました。この左で中盤辺りに倒されそうですね。
もうペースは完全にアンカハス。木下のパンチはほとんどヒットしません。
4R)
アンカハスのボディ連打でスタート。木下が攻めると、アンカハスのボディブローがカウンターでヒットします。手数でもアンカハスがリード。
5R)
アンカハスの左オーバーハンドが結構決まり出します。
木下は距離をとるか、思い切って攻めるかしないと、とにかく攻撃が中途半端です。
この回は木下も攻めていますが、倍になってアンカハスに打ち返されています。
6R)
ほぼ一方的な展開になってきましたね。
アンカハスが少し強めに出てきました。ボディもかなり効いてきたような感じです。
7R)
木下の右目はもうほとんどふさがっています。
この回勝負するしかないですね。
しかし、木下のパンチはほぼアンカハスに見切られています。
そして、右ボディでついに木下がダウン!
(やはりボディはかなり効いていたようです)
何とか立ってきましたが、レフリーがストップしました。
あまりにも予想通りの試合展開に、予想した私がびっくりです。
アンカハスは、カリド・ヤファイより強いですね。