パーフェクトレコードをキープしたリオ五輪銀メダリストにジョー小泉さんが辛口コメント     ジョー・ジョイスVSバーメイン・スティバーン

ジョー・ジョイス(イギリス)VSバーメイン・スティバーン(ハイチ)

(出典:WOWOW)

英連邦ヘビー級タイトルマッチ(2019年2月23日)

ジョイスは、7戦全勝7KO、33歳。WBA5位。

身長196㎝のリオ五輪銀メダリスト。年齢は33歳ですが、イギリスヘビー級期待の星です。

スティバーンは、29戦25勝21KO3敗1分け、40歳。

前WBC世界ヘビー級チャンピオンです。2015年に、ディオンテイ・ワイルダーに敗れて、タイトルを失っています。2017年に再戦しましたが、1RKO負けでタイトル獲得に失敗しています。

かなり体が締まったジョイス

前回、2018年12月に見た時より、ジョイスはかなり体が絞れて、動きも良くなっていますね。ただ、ややガードが甘く、初回は、スティバーンのカウンターをまともにもらっています。パワーはありそうですが、パンチのスピードは今一つです。一方のスティバーンはゴムまりのような体をしてますね。

ジョイスは、左ジャブを突いて前に出てプレッシャーをかけ、スティバーンは下がりながらカウンターを狙っています。初回こそ、ジョイスのパンチを柔軟なボディワークでカバーしていましたが、2ラウンドになると、ジョイスのパワーに押され、かなりパンチを被弾するようになってきました。2ラウンド後半はまともにパンチをもらいだします。

しかし、ジョイスのパンチはやや手打ちで、腰が入っていない感じですね。いくらゴムまりでもこれだけパンチをもらったら、もっとダメージがあるはずです。

ゴムまりは倒れてからもしぶとい

3ラウンドもジョイスの手数は止まりません。そして、大振りの右がスティバーンの顔面をとらえ、ついにスティバーンがロープにもたれかかるようにダウンしました。

(オーバーハンドの右がヒット)
(ロープにもたれるようにダウン)

カウント8で試合は再開され、ジョイスが襲い掛かります。しかし、スティバーンも応戦。ジョイスは、結構危ないタイミングでカウンターを被弾しています。やや打ち疲れのジョイスのパンチを、スティバーンはロープ際の巧みなボディワークでしのぎます。

4ラウンドも同じような展開。ジョイスは軽いパンチをポンポンと放ち、スティバーンはゴムまりのボディワークでダメージを最小限にとどめています。

5ラウンドは、ジョイスのスタミナが少し回復したのか、やや強めにパンチを打って出ます。スティバーンは、よろよろしながらも最小限の動きで何とか凌いでいます。隙を見てカンターを狙っているようですが、そろそろ体力的に限界のような気もします。

最後はジョイスが滅多打ちでストップ

6ランドに入ると、ジョイスの動きがかなり戻ってきました。左ジャブにキレが出てきて、パンチも強めに打ってきました。左ジャブがスティバーンはほとんど動けず、もたもたとロープ伝いに逃げるだけです。しかし、スティバーンも隙を見てカウンターを放ってきます。さすが前世界チャンピオン。

しかし、スティバーンの粘りもここまで。ラウンド終盤にジョイスがロープに詰めて、かなり強いパンチで連打を畳みかけると、レフリーが割って入って試合をストップしました。

(これだけ滅多打ちすればストップも仕方がないでしょう)

ジョー小泉さんは辛口コメント

オリンピアンらしいうまさはありますが、攻めるときのガードが雑で、パンチの威力もヘビー級のトップボクサーには通用しないでしょうね。ボテッとした体は少し締まってきましたね。でも、パンチにも動きにも、まだまだスピードとキレが不足しています。

「もうひと踏ん張り、いや二踏ん張りですか?」という実況アナウンサーの問いかけに、ジョーさんは 「いや、もう三踏ん張りですね」 。同感です。トップ戦線に顔を出すのは、まだまだ先でしょう。

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