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ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)VSアンソニー・クロラ(イギリス)
WBAスーパー・WBO世界ライト級タイトルマッチ(2019年4月12日)
ロマチェンコは、13戦12勝9KO、1敗。31歳のサウスポー。
クロラは、43戦34勝13KO6敗3分け、32歳。
両者に共通の対戦相手は、ホルヘ・リナレスです。ロマチェンコはプロ初のダウンを奪われながらも、最後はTKO勝ち。クロラは、2回戦って2度とも判定負けしています。
ただ、ロマチェンコはライト級に階級を上げてから、やや不本意な試合が続いています。PFPでは圧倒的な1位でしたが、「わしボク」は1月のランキングで3位に下げました。やはり、ライト級ではロマチェンコらしさが半減しているように思います。
クロラは、全く危険のない安全な相手ですね。この試合で「ロマチェンコ勝ち」出来なかったら、さっさとライト級は諦めて、S・フェザー級に戻るべきです。
ハイメ・ムンギア(メキシコ)VSデニス・ホーガン(アイルランド)
WBO世界S・ウェルター級タイトルマッチ(2019年4月13日)
ムンギアは、32戦全勝26KO、22歳。
ホーガンは、30戦28勝7KO1敗1分け、34歳。WBO1位。
ムンギアはホントに精力的に防衛戦を行いっていますね。今年の1月26日に井上岳志に判定勝ちして2度目の防衛を果たしたばっかりですよ。大差の判定勝ちでしたが、井上の右に対して無防備だったのが気になります。点差ほど楽な試合ではなかったと思います。
ホーガンは、戦績を見る限り、怖いパンチはなさそうですね。2017年に野中悠樹に大差の判定で勝っています。
やっぱり、ムンギアらしい豪快なKOを見たいですね。でもこういうパンチ力のない選手に、意外と苦戦しそうな気がします。攻めあぐむムンギアの姿が浮かんできます。
ピーター・クイリン(アメリカ)VSケイレブ・トゥルーアックス(アメリカ)
S・ミドル級10回戦(2019年4月13日)
クイリンは、34戦32勝23KO1敗1分け、35歳。IBF4位。
トゥルーアックスは、36戦30勝19KO4敗2分け、35歳。WBC4位、IBF5位。
トゥルーアックスは、ジェームス・デケイルに番狂わせで勝って一気に名前を上げましたが、再戦を含め、とても褒められた試合内容ではありません。→(再戦)https://www.boxing-blog.com/entry/20180607
クイリンが、1R衝撃のTKO負けを喫したダニエル・ジェイコブスとも対戦しています。2015年4月に12TKO負けを喫しています。クイリンは、2015年12月でした。
クイリンがレスラーのようなトゥルーアックスに苦戦するようですと、そろそろ年貢の納め時かもしれませんね。
テオフィモ・ロペス(アメリカ)VSエディス・タトリ(フィンランド)
ライト級10回戦(2019年4月20日)
ロペスは、12戦全勝9KO、21歳。WBC5位、WBA4位、IBF9位、WBO5位。
タトリは、33戦31勝10KO2敗、31歳。WBC10位、IBF3位、WBO3位。
この試合は、テレンス・クロフォードVSアミール・カーンのアンダーカードとして行われます。
ロペスは、ライト級大注目のホープです。ランキング上位のタトリをあっさり倒すようですと、年内にも世界戦が実現するかもしれませんね。