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アンソニー・ジョシュア(イギリス)VSウラジミール・クリチコ(ウクライナ)
IBF世界ヘビー級タイトルマッチ
(出典:WOWOW)
WOWOWの生中継は、いつも11時と決まっていましたが、今度はイギリス時間です。何と朝の6時。きついですね。眠気が吹っ飛ぶような試合をしてくれればいいのですが。
ジョシュアは18戦全勝18KOのパーフェクトレコード。27歳。
クリチコは68戦64勝53KO4敗、41歳。
ジョシュア クリチコ
身長 198㎝ 199㎝
体重 106キロ 110キロ
リーチ 208㎝ 206㎝
体格はほぼ互角ですが、プロのキャリアはクリチコが3倍以上、逆に年齢はジョシュアが13歳も若い。
体格以外は対照的な二人です。
どっちが勝つの?
まあ、順当なら若くて勢いのあるジョシュアが有利でしょう。
クリチコの最近10試合の戦績は、9勝5KO1敗で、その前の10試合(10勝9KO)と比較すると明らかにパンチのキレは落ちているのが分かります。
はっきり言って全盛期を過ぎています。
一方のジョシュアは逆に上り調子。勢いの差は歴然としています。
クリチコがちょうどジョシュアぐらいの年齢の時、自滅してTKOを2度喫していますが、年齢とともにこういったもろさは影を潜めています。
となると、ジョシュアも倒すのは難しいかもしれません。しかし、クリチコが安全運転に徹すれば、ジョシュアの判定勝ちだと思います。
クリチコのパンチでは、ジョシュアがよっぽど失速しない限り倒れないと思います。
手数もジョシュアの方が多いでしょうし、クリチコの判定勝ちもないと思いますね。
展開が読めない
恐らくクリチコは相当ジョシュアのパンチを警戒して、思い切った攻撃はしてこないと思います。
問題はジョシュアです。
一気に倒しに行くのか、もしくは、デオンテイ・ワイルダーがタイトルを獲得した試合のように、テクニカルなボクシングで12ラウンドを戦うのか。
ただジョシュアは17戦目のドミニク・ブラゼールの7ランウドが、キャリアの中での最長ラウンドで、それ以外の17戦はすべて3ラウンドまでに倒しています。
クリチコもそこがねらい目だと思っているでしょうから、後半勝負の作戦で来るでしょう。
迷うのはジョシュアです。
前半から行くのか、後半にスタミナを温存するのか。3ラウンドまで様子を見て、行けそうなら行くでしょう。行ってほしい!
希望的観測としては、ジョシュアが圧倒的なパワーを見せ付けて、「5ラウンドまでに倒す!」ことです。
でもおそらくお見合いの場面が多い凡戦で、12ラウンドのゴングを聞くような嫌な予感がします。