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大みそかに5試合!勘弁してよ
12月に入って、ボクシングの試合が急に多くなったように思います。
特に年末はひどいですね。1日5試合の世界タイトルマッチは、ボクシングファンを全く無視したマッチメイクとしか言えません。
とりあえず、順番に整理していきましょう。
まず12月29日。井上尚弥と八重樫東が登場します。この日は2人ですから、まだましですね。ぜひ生放送でお願いします。
さて、忙しいのが12月31日です。
いつものように先に井岡と高山が登場し、録画で9時ごろから内山と田口という順番になるでしょうね。
井岡が判定になると、高山の試合はKOでもしないと、ダイジェストで放映となるかもしれません。下手すると放送されないことも考えられます。
同じことが田口にも言えます。
(もっと詳しい情報が入手できれば、記事を更新していきます)
WBO世界Sフライ級タイトルマッチ(フジテレビ系列)
井上尚弥VSワルリト・パレナス(フィリピン)
井上にブランクと右手骨折の影響がどのくらいあるのかがわからないのですが、私には井上が苦戦する試合がイメージできません。
パレナスは日本人相手では4戦無敗全KO。角谷淳志は世界戦経験者ですが、1ラウンドKO負けしています。24勝21KOですから、かなりのハードパンチャーですね。
しかし、この選手、時々ポコッとKO負けしています。6敗のうち4つがKO負けです。
まあ、井上のKO勝ちは間違いないでしょうが、序盤に一か八かで倒しにくるパンチをもらうとえらいことになりそうです。
でもさっさと倒さないと、弟の井上拓真の出番がなくなってしますよ。
欲を言えば、細野VS下田の日本タイトルマッチも見たいね。無理を言うようですが、八重樫!3ラウンドまでにKOしてまえ~
結果はこちら ↓
IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ(フジテレビ系列)
ハビエル・メンドサ(メキシコ)VS八重樫東
八重樫の仕上がり具合が重要なポイントになりそうです。私はライトフライ級は八重樫にはかなりきついと思っています。
メンドサは24勝19KOのしつこい突貫ファイターらしいです。
おそらく一発パンチはペドロ・ゲバラほどはないと思いますが、八重樫の足が止まるとまたもやボディにかなりのダメージを被る危険性はあります。
そうなると連打でストップという場面も想定できます。
チャンピオンの優位は動かないでしょうが、八重樫が全盛期の出入りの激しいボクシングを展開できれば勝機があるかもしれません。
WBAスーパー世界Sフェザー級タイトルマッチ(テレビ東京系列)
内山高志VSオリバー・フローレス(ニカラグア)
2013年9月にフローレスがマルコス・モヒカと対戦した試合をYou Tubeで見ましたが、体が柔らかくて背が低い、という感じがしました。
サウスポースタイルでそれほど好戦的なタイプではなく、離れて戦い、右ジャブの手数が多いのと、左フック、ストレートを思い切って振ってきます。
スピードも威力もそれほどあるように見えませんでした。
標的が小さいのとよく動くので、内山の右が当てにくかもしれませんが、12ラウンドあれば、大丈夫でしょう。唯一の1敗はKO負けですが、それほど打たれもろいイメージはないですね。パンチを殺すがうまそうです。
午後9時半から録画放送されます。2時間枠ですから、先に登場するのは田口ですが、どうやら井岡一翔は生放送で、9時にゴングということです。
また井岡と田口の放送が重複しますね。たしか去年もそうだったような気がします。
WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ(テレビ東京系列)
田口良一VSルイス・デラローサ(コロンビア)
デラローサは最近の5試合が2勝2KO3敗。3敗はいずれも世界ランカーですが、それにしても世界7位にランキングしているのは不思議ですね。
ゾウ・シミンには判定負けしていますが、あとの2人にはKO負けしています。
一発強打はありそうですが、田口なら早い回で倒せるでしょう。
判定でダイジェスト放送なんてことにならないよう、しっかりKOしてくださいよ。
WBAフライ級タイトルマッチ(TBS系列)
井岡一翔VSファン・カルロス・レべコ(アルゼンチン)
昨年の再戦です。一般的に(これは飯田覚士さんがよく言っているのですが)再戦は凡戦になりがちです。お互いに手の内が分かってますから、思い切った攻撃ができず、相手の攻撃を先読みしてディフェンスするので、なかなかクリーンヒットが当たりません。
前回の試合も盛り上がりに欠ける12ラウンドを消化しましたが、そう大きく展開が変わることはないでしょう。せめて明確な判定勝ちは望みたいところです。
でも、井岡はそろそろKOでいいところを見せないと、ファンに見放されますよ。
こちらは生放送で、午後9時にゴングと聞いています。そうなるとまず井岡の試合を見て、田口は録画しておいてあとで見ることになりそうです。
そして井岡が終わってからゆっくり内山の試合を見ることになりますね。
井岡が判定の場合、終了が10時ごろ、急いでテレビ大阪にチャンネルを回したら、おそらく、田口の途中からの(KO決着していないと)試合を中途半端に見ることになりそうですね。それか、井岡の1分間のインターバルの間だけチャンネルを変えるか~
くそー!いそがしいわ~
それまで下手にネットなんか見たら内山の結果が分かってします。注意しないとね。
IBFミニマム級タイトルマッチ(TBS系列)
高山勝成VSホセ・アグメド(メキシコ)
高山は最近安定した試合を見せています。さらに地力がついてパワーが増してきたような気がします。パンチ力というより、無類のスタミナが最大の武器です。
高山の試合は多分午後8時ゴングでしょうから、こちらはゆっくり観戦できそうです。
KO決着で井岡の試合が早まれば理想的なんですけどね。
WBO世界ミニマム級タイトルマッチ(CBCテレビ)
田中恒成VSビック・サラダール(フィリピン)
サラダールはそれほどスピードはないようですが、パンチは強そうですね。
それと、最近のフィリピンの選手は試合前半がめっぽう強い。思い切って振ってくるパンチを不用意にもらうと、あっさり倒される場面もよぎります。
今、大森将平の倒された試合が頭をよぎりました。
後半勝負です。スピードで圧倒すれば、終盤にKOも期待できそうな気がします。
この試合は残念ながら大阪では見られそうにありません。
でも結果を知ろうとしてうっかりネット見たら、内山や田口の結果まで見てしまうことになりそうですので、田中の結果は内山を見てからにしましょう!