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日テレG+さんに感謝
ボクシング観戦のほとんどをテレビ放送に依存している、私のようなボクシングファンにとっては、WOWOWとか日テレG+は「なくなったら大変!」なチャンネルです。
ボクシングが盛んになることはもちろん大切なんですが、私にとってはテレビで放送されることがもっと重要なことなんです。
日本人の世界チャンピオンが多ければ多いほどテレビで放送される機会が多くなります。そういう意味では、日本人同士の世界統一戦に対しては気持ちが複雑なんですよ。
それと海外進出。これもテレビで生中継される機会が減りますからね。
だから内山高志とか村田諒太が海外に進出するのは、実は、あまり賛成ではないんですよ。
私が野球を見なくなったのは、松井秀喜さんが大リーグに行ってからです。
強いボクサーはアメリカへ、なんて風潮になると、日本ボクシング界は今のもぬけの殻のプロ野球みたいになるかも、てな不安を抱いています。
午後6時から生放送です(日テレG+)
さて本題に入ります。
まずは、辰吉寿以輝の第三戦です。
今回はバンタム級とSバンタム級のリミットの中間ぐらいのキャッチウエイトのようです。54.4キロですか。Sバンタム級の55.34キロでよかったじゃないでしょうか。私はどうもこのキャッチウエイトが好きになれません。
Sバンタム級4回戦(2015年12月19日)
辰吉寿以輝VS脇田洸一
(出典:日テレG+)
立ち上がりの辰吉はいつもより慎重で、不用意なパンチをもらうことはありませんでした。そして2ラウンドに少しプレッシャーをかけ始め、手数も多くなりました。
ただ、クリーンヒットが少なく、手数の割にはポイントにつながらない感じで、前に出るものの決め手に欠く展開が続きます。
ようやく辰吉らしさを見せたのは4ラウンド。
セコンドにはっぱをかけられたのか、この回は猛然と攻勢に出ました。手応えのあるパンチもヒットしましたが、残念ながら時間切れ。特に、右のボディから左の返しのパンチは良かったですね。
(出典:日テレG+)
初めての判定勝ち。2ポイントぐらいの差でしたね。
倒すことはできませんでしたが、こういったキャリアを重ねていくことが大切だと思います。次は4戦目。これに勝てばB級に昇格します。
新人王へのチャレンジはやめたそうですが、私は賛成ですね。
今の新人王はレベルが低いので、万が一新人王でもなって、日本ランキングに入ったりしたら、そのあと相当苦労すると思います。
盛り上がりにかけても、とりあえず地道にステップアップして、しっかりスキルを身に着けてほしいですね。 長い目で見守りましょう。
Sバンタム級8回戦
中澤奬VS渡部大介
(出典:日テレG+)
渡部は中澤よりかなり小兵ですばしっこく、中澤のパンチがなかなかヒットしません。
強引に当てに行くと、打ち終わりにスピードのあるパンチを返されてしまいます。
ペースは中澤が取っていたものの、いつもの中澤に比べると雑なボクシングで、決め手にも欠き、ストレスのたまる試合展開でした。
7回にラッキーなダウンを奪い、何とか判定をものにしましたが、このダウンがなかったら、かなり僅差の勝負になっていたでしょう。
(出典:日テレG+)
浪速のショー、今回はショーもない試合でした。
バンタム級8回戦
池永達也VSカオサムット・パジャイジム(タイ)
(出典:日テレG+)
実は、この一番良かったのは最初に登場した池水達也でした。
1ラウンドKO勝ち。開始早々、右フック打ち下ろし1発で倒しました。会心のパンチでしたね。
(出典:日テレG+)