今年のチャンピオンカーニバルの注目カード(その1) 福原&拳四朗&粉川&石田&益田&石本&細野

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目次

ミニマム級(3月26日、熊本)

王者・福原辰弥(本田フィットネス)―同級1位・栄拓海(折尾)注目レベル(7)

この二人、実は私はまだ試合を見たことがありません。また、栄は世界ランカーですが、なぜ世界ランクにいるのか不明です。

アマチュアの実績はあるようですが、2013年度ミニマム級全日本新人王を獲得していますので、4回戦からデビューしたようですね。

戦績は13戦13勝(8KO)。

チャンピオンの福原は、11月22日の日本ミニマム級王座決定戦で同級1位の福原辰同級2位の山本浩也を3-0判定で下し新チャンピオンになり、これが初防衛戦です。

25戦16勝6KO4敗5分の何とも地味な戦績ですね。

普通に考えれば、栄の楽勝という感じがしますが、栄も新人王になってからは、タイの観光ボクサーばっかりを相手にしていて、手応えのある日本人との対戦がほとんどないので、キャリアに優る福原の勝機も十分ありそうです。

福原の小差判定勝ちと予想します。

ライトフライ級(4月14日) 

王者・拳四朗(BMB)―同級2位・角谷淳志(金沢)注目レベル(8)

拳四朗の勝ちは動かないでしょう。角谷も世界に挑戦した経験がありますから、簡単にはKOできないかもしれませんが、チャンスは十分ありますよ。

角谷は5連勝、5連続KO勝ちで一見好調なように見えますが、相手はすべてタイの観光ボクサーですから、この数字は全く参考になりません。

拳四朗は2試合判定が続いていますので、ここはスカッとKOして角谷に観光ボクサーとのレベルの違いを見せてあげましょう。

フライ級(3月18日)

王者・粉川拓也(宮田)―同級1位・黒田雅之(川崎新田)注目レベル(4)

粉川は2011年7月にポンサクレック・ウォンジョンカムが持つWBC世界フライ級王座に挑戦しましたが、最終回はダウン寸前まで追い込まれて、大差の判定負けでタイトル奪取に失敗しています。

黒田もたしか世界挑戦の経験がありましたね。

2013年2月、井岡と対戦したWBA世界フライ級王者ファン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)に挑戦しましたが、レベコの技巧の前にほとんど何もさせてもらえないまま0-3(112-116、111-117が2者)の判定負けを喫し世界初挑戦での王座獲得はなりませんでした。

ベテラン同士の生き残り戦ですね。村中優に判定負けの粉川に対してKO負けの黒田。粉川の判定勝ちかな~。でも、そうはいかないのがボクシングですけど。

スーパーフライ級(4月17日、大阪)

 王者・石田匠(井岡)―同級1位・船井龍一(ワタナベ)注目レベル(7)

石田は同級5位大塚隆太から1回と2回にダウンを奪い、4回にレフェリーストップで久しぶりのTKO防衛に成功しています。

船井は30戦24勝16KO6敗のベテランでKO率も高いですね。

ワタナベジムです。同じ階級に河野公平チャンピオンがいます。石田にとっては厄介な相手になるでしょう。

でもこのあたりで苦戦しているようでは、世界は遠いですよ。

KOはともかく、逃げずに攻めて勝ってほしいと思います。

 

バンタム級王座決定戦(3月18日)

 

同級1位・益田健太郎(新日本木村)―同級2位・田中裕士(畑中)注目レベル(6)

益田は岩佐亮佑にKO負けした試合を見ました。大森将平にもKO負けしていますね。

田中は18戦15勝9KO3分。3つの引き分けが気になりますが、一応無敗です。

元WBCバンタム級インターナショナルユース王者で、現在WBOのバンタム級10位にランクされています。

WBCのユース王者のレベルが分かりませんので何とも言えませんが、相手はタイやインドネシアのよくわからない選手ばかり。果たして日本の手ごたえのある相手に通用するのでしょうか?

しかし、益田をKOできないようでは世界は無理ですね。お手並み拝見です。

30戦のベテラン益田が判定で王座復帰するような気がします。

スーパーバンタム級(4月2日) 

 

王者・石本康隆(帝拳)―同級1位・藤原陽介(ドリーム)注目レベル(3)

超ベテランの石本。久我勇作との王座決定戦できわどく勝ってプロ14年目で初王座についています。

2013年にマカオで元世界チャンピオンのウイルフレド・バスケス・ジュニアに勝った時はびっくりしました。WOWOWで見ましたが、2-0の判定でしたが、ダウンを奪う完勝だったと思います。

藤原は19戦16勝4KO3敗。実力は未知数ですが、石本が負けることはないでしょう。

フェザー級(3月28日) 

 

王者・細野悟(大橋)―同級2位・福原力也(ワタナベ)注目レベル(1)

ベテラン対決です。申し訳ありませんがどあまり興味がありません。

往年のハードパンチャー同士ですからせめてKO決着を期待しましょう。

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