目次
スーパーフェザー級(4月2日)
王者・尾川堅一(帝拳)―同級2位・杉田聖(奈良) 注目レベル(7)
内藤律樹を破って王座に就いた尾川。とにかく勢いがありますね。
この試合は見ていませんが、観戦していた角田光代さんのボクシングマガジンの記事を読んだ限りでは、再戦するとなんとなく内藤に分があるような気がしました。
杉田は14戦11勝7KO2敗1分。実力は未知数ですが、ここは勢いで尾川があっさりKOするでしょう。
そして、内藤と再戦し、10ラウンド戦って、きっちり決着をつけましょう。
ライト級(4月16日、京都)
王者・徳永幸大(ウォズ)―同級1位・荒川仁人(ワタナベ)注目レベル(4)
面白い組み合わせですね。
徳永は前回の防衛戦で西谷和宏と大凡戦。大逆転KOのあとは大凡戦と、不安定なボクシングを展開しますね。
両者ともスピードがなくパンチ力は徳永ですが、テクニックは荒川に一日の長があります。荒川はタフですから、徳永程度のパンチで倒されることはないでしょう。
全くスリルのない凡戦が予想されますが、判定で荒川がタイトルを奪いそうです。
スーパーライト級(4月19日)
王者・岡田博喜(角海老宝石)―同級1位・麻生興一(三迫)注目レベル(8)
注目のカードです。
岡田は、私が日本チャンピオンで注目している3人のうちの1人です。(あと二人は拳四朗と尾川堅一です)
麻生は27戦20勝13KO6敗1分のベテランです。
2人は2014年7月に対戦し、岡田が判定勝ちしています。
再戦ですが、ここは岡田が力の違いを見せて、あっさりKOするでしょう。
ウエルター級(4月28日)
王者・新藤寛之(宮田)―同級3位・有川稔男(川島)注目度(1)
このクラスはさすがにレベルが低いですね。
何を勘違いしたのか、高山樹延が世界を目指して?タイトルを返上し、1月20日に新藤が大川泰弘に判定勝ちし、新王者になったばかりです。
新藤は高山に負けていますし、有川は大川に負けています。
凡戦必至の魅力のないカードですね。まあ、新藤の判定勝ちでしょう。
スーパーウエルター級(4月予定、大阪)
王者・野中悠樹(井岡弘樹)―同級2位・清水優人(木更津グリーンベイ)注目度(2)
これもまた魅力のないカードですね。
野中は39戦28勝9KO8敗3分の超ベテラン。
清水は15戦11勝4KO2敗2分ですが、7連勝中でKOも増えています。
野中がまたも写真判定防衛をしそうですが、個人的には清水に勝ってほしいですね。できればKOで。
ミドル級(3月11日)
王者・柴田明雄(ワタナベ)―同級1位・西田光(川崎新田)注目度(3)
柴田は東洋太平洋ミドル級チャンピオンにも関わらず、村田諒太のデビュー戦でKO負けし、金メダリストの実力を再認識させられましたし、ミドル級における日本のレベルの低さにも驚かされました。
しかし、柴田のすごいのは、ここから6連勝しかも4連続KO勝ちしていることです。
不屈の精神力ですね。普通なら、引退、そうでなくても自信喪失して勝利の女神から見放されそうなものです。
西田は4連勝中で3連続KO勝ちと勢いがありますが、このクラスでは柴田のスキルが抜きんでていますから、5連続KOも期待できそうです。