目次
WBO世界バンタム級タイトルマッチ(2025年5月28日)
武居由樹(大橋)VSユッタポン・トンディー(タイ)
両選手のプロフィール
武居由樹(大橋)WBO王者
10戦全勝8KO、28歳 サウスポー
身長 170センチ リーチ 173センチ
キックボクシングから転向し、2021年3月にボクシングデビューしました。2022年8月には早くもOPBF・Sバンタム級タイトルを獲得しました。1度防衛しタイトルを返上。2024年5月にWBO王者のジェイソン・モロニーに挑戦し、最終ラウンドにやや危ないシーンがありましたが、大差の判定で王座を獲得しました。初防衛戦でも比嘉大吾に大苦戦しました。→武居由樹が大苦戦の末判定で防衛成功 VS比嘉大吾(WBO世界バンタム級タイトルマッチ)Lenimoが9月3日に無料生配信
ユッタポン・トンディー(タイ)WBC8位
15戦全勝9KO、31歳 オーソドックス
身長 160センチ
アマチュアで元世界王者のロペイシー・ラミレスに勝っていますが、ユッタポンのアマチュアの戦績は今一つです(11勝11敗)。
展開予想
武居の世界戦2試合に武居らしさがなく、パンチ力も世界では通用しないような気がします。さらにフィジカルの弱さも気になりますね。いずれにしてもユッタポンの実力が未知数なので、距離を取って、スピードでポイントをしっかり積み重ねていけば、判定で2度目の防衛を果たすと思います。接近しての打ち合いは避けたいですね。
試合展開
1ラウンド、いきなり左ストレートでダウンを奪い、3度目のダウンを奪った後、連打を畳みかけレフリーストップで試合を終わらせました。久しぶりの武居の快勝でした。
IBF世界S・フェザー級王座決定戦(2025年5月28日)
力石政法(大橋)VSエドゥアルド・ヌニェス(メキシコ)
両選手のプロフィール
力石政法(大橋)IBF3位・WBC6位・WBO9位
17戦16勝11KO1敗、30歳 サウスポー
身長 177センチ リーチ 182センチ
兄は、前IBF世界ライトフライ級王者の矢吹正道です。唯一の黒星は3戦目で戦った坂晃典に2RTKO負けを喫したものです。坂は日本でも有数のハードパンチャーですからね。2022年5月にOPBF東洋太平洋S・フェザー級のタイトルを獲得しました。2023年1月にはWBOアジアパシフィック王座も獲得しています。そして、2024年3月にイタリアでマイケル・マグネッシとWBC世界タイトル挑戦者決定戦を行い、12R逆転TKO勝ちで挑戦権を獲得しました。
エドゥアルド・ヌニェス(メキシコ)IBF1位
29戦28勝28KO1敗、27歳 オーソドックス
身長 168センチ リーチ 173センチ
唯一の1敗は、2018年6月に11戦目で判定負けを喫したものです。その後は19連続KO勝利中です。そして、2024年2月にシャフカッツ・ラヒモフとIBF1位決定戦でKO勝ちしました。
展開予想
前から気になっていましたが、力石のサウスポーは何となくぎこちないですね。打ち合ったらあっさり倒されそうな気がします。とにかく距離を取って、左フックカウンターを狙うしかないでしょう。何と言っても相手が悪いですね。
試合展開
序盤はヌニェスが前に出てプレッシャーをかけ、力石は足を使って距離を取ります。中盤からヌニェスがボディブローで距離を詰め、力石も足を止め応戦しますが、手数ではヌニェスが圧倒。7ラウンドあたりからまた力石が足を使って距離を取りますが、ヌニェスの手数は止まりません。8ラウンドからは、ほぼ一方的にヌニェスのペースになり、力石は防戦一方に追い込まれます。あれだけ打たれて倒れずに、最終ラウンドに反撃を見せたのが力石の唯一の意地でしょうね。
判定は3-0(115-113,116-112、117-111)でにヌニェスの判定勝ちです。意外と点差が開いていなかったのが意外ですね。「わしボク」は大差の判定でヌニェスの勝ちだと思います。