ボクシング観戦記(海外編)

ジャーメル・チャーロ(弟)まさかまさかの王座陥落! VSトニー・ハリソン(WBC世界S・ウェルター級タイトルマッチ)

ジャーメル・チャーロ(アメリカ)VSトニー・ハリソン(アメリカ)

WBC世界S・ウェルター級タイトルマッチ

ジャーメルは、31戦全勝15KO、28歳。

ご存知、双子の チャーロ兄弟の弟。これが4度目の防衛戦です。倒し屋の兄ジャーマルに足して、技巧派の弟と言われいましたが、最近はジャーメルもハードヒッターに変貌しつつあります。

ハリソンは。29戦27勝21KO2敗、28歳。WBC4位。

2017年にジャレット・ハードと王座を争い、9R逆転TKO負けでタイトル獲得に失敗しています。→https://www.boxing-blog.com/entry/2017-04-06-125103
その後3連勝し、世界戦線に復帰してきました。

チャーロは、難敵ハリソンをスカッと倒して、ジャレット・ハードとの王座統一戦を目指しています。

ハリソンの距離の長さとリーターンパンチ

ラウンド全般を通じて、先に攻めるのはチャーロですが、ハリソンはその打ち終わりを狙い、しかも194㎝の長いリーチで、チャーロの攻撃を阻みます。このリターンパンチに、チャーロは最後まで苦しみます。

スキルの高いフェイントの掛け合いが続き、ラウンドの序盤はチャーロが距離を詰めて打って出ますが、打ち終わりにハリソンの左ジャブを返されます。攻めあぐねるチャーロに対し、ラウンド終盤にハリソンが長いワンツーを放ち、ジャッジ泣かせのラウンドが続きます。

徐々にチャーロがプレッシャーを強めますが、ハリソンの巧みなディフェンスに阻まれ、なかなかペースを奪うことできません。

前半で、明らかに優劣のついたラウンドは、チャーロのかぶせるような右ストレートがハリソンのテンプルにヒットし、腰を落としかけた5ラウンドだけでしょうね。

後半はハリソンのカウンター戦法

後半になっても、展開はほとんど変わりません。プレッシャーをかけて前に出るチャーロですが、ハリソンのリターンパンチと右のカウンターを警戒し、なかなか手が出ません。ややペースはハリソンに傾きかけた感じですね。

積極性ではチャーロ。ラウンド後半に上手くワンツーを決めてジャッジに好印象を残すハリソン。ジャレット・ハードを苦しめたハリソンのテクニックは一級品ですね。

終盤にようやくチャーロらしさ

チャーロがプレスを強めた11ラウンド。チャーロの左アッパーがハリソンの顎をとらえ、ハリソンはチャーロに抱きつき、辛うじて追撃を阻みます。そして、12ラウンド序盤、今度は左フックでハリソンが大きく体勢を崩しロープにもたれかかります。さらにチャーロがロープに詰めて連打を浴びせますが、ここも巧みなボディワークで決定打は許しません。しかし、この左フックはかなり効いたようです。その後も、ダメージの残るハリソンですが、巧みなディフェンスで追撃を許さずゴングが鳴らされます。

チャーロは、終盤のチャンスに倒し切れませんでしたが、なんとか4度目の防衛には成功したよう見えました。しかし、判定は何と3-0(116-112、115-113,115-113)で、ハリソンがタイトルを獲得。チャーロは4度目の防衛に失敗しました。

ちなみに、「わしボク」の採点は115-113でチャーロです。何とも不可解な採点ですね。それにしても、チャーロはまさかまさかの初黒星です。再戦必至でしょうね。

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