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マニー・パッキャオ(フィリピン)VSエイドリアン・ブローナー(アメリカ)
WBA世界ウェルター級タイトルマッチ(2019月1月20日)
パッキャオは、69戦60勝39KO7敗2分け、40歳。サウスポー。
パッキャオが輝いていたのは、2009年までですネ。その後はホントにつまらなボクサーに成り下がってしまいました。
ブローナーは、38戦33勝24KO3敗1分け1NC、29歳。WBA6位。
「わしボク」が世界で一番嫌いなボクサーかもしれません。
パッキャオは、ホントにうまいマッチメイクをしますね。今のブローナーには、ライト級時代のパンチ力はありません。リスクが少なく、良くも悪くも、名前が通っています。
お互い決定打の少なくてかみ合わない超凡戦になると、予想します。もちろん判定決着です。
試合経過)
唯一の朗報は、ブローナーが前日計量をパスしたことですね。
アンダーカードが2試合あります。WBC世界バンタム級王座決定戦、WBA世界ライトヘビー級暫定王座決定戦の2試合です。この結果については、後日のブロクで詳細を報告します。
どうやら、試合開始は、2時半ぐらいになりそうですね。
ブローナーは、あの反則まがいの顎髭を、きれいにそり落としています。パッキャオの表情はやや精彩を欠いている感じがします。
1R)
パッキャオが前に出ます。ブローナーは広いスタンスで腰を落として構えています。パッキャオが踏み込んで中に入り、ブローナーはそのうち終わりを狙っています。
2R)
ブローナーはいつになく、シャープな体つきをしていますね。飛び込んでいくパッキャオに対し、ブローナーはフットワークとクリンチで対抗。パッキャオは上体と小刻みに動かしています。ここまで、お互いクリーンヒットはありません。
3R)
前に出るのはパッキャオ。パッキャオの攻勢をブローナーは巧みなボディワークでかわします。ブローナーはここまで、手数が少ないですね。パッキャオの入り際に、左フックと右ストレートのカウンターを狙っています。
4R)
思い切ってステップインするパッキャオですが、パンチはほとんどブローナーのボディワークにかわされています。しかし、ブローナーは自分からは行きませんね。ブローナーはパッキャオの動きに慣れてきた感じがします。
5R)
パッキャオが体を振って中に入りますが、パンチはヒットしていません。ブローナーは相変わらずカンター狙い。お互い決め手になるパンチがなく、噛み合っていない感じですね。
6R)
今日のブローナーは、いつになく真面目にボクシングをしています。パッキャオの入り際に、ブローナーが左フックを合わせます。パッキャオは右のカウンターより、この左フックを警戒しています。
7R)
ここまで、お互いほとんどクリーンヒットがありません。相変わらず前に出るのはパッキャオです。パッキャオは左ボディを狙ってる感じです。しかし、パッキャオの上体の動きが止まっています。終盤、パッキャオが猛ラッシュをかけました。ブローナーはガードの上から、かなり被弾しましたね。
8R)
パッキャオはこの回、少し休んでいる感じです。しかし、ブローナーは相変わらず、受けに回っています。
9R)
さて、パッキャオのスタミナはどうでしょう。パッキャオがまた打ち込んでいきます。ブローナーは、相変わらず下がりながら、カウンターを狙う消極的なボクシングです。終盤、また、パッキャオが攻勢をかけます。
10R)
パッキャオは前に出ますが、それほど飛び込んでいきません。ブローナーの右ストレートが軽くヒット。パッキャオにやや疲れが見えます。
11R)
終始積極的なボクシングをしているパッキャオが、ポイントではリードしていると思います。ブローナーはそろそろ勝負に出ないと。もしかして勝っていると思っているのでしょうか。パッキャオも前に出て追いかけますが、ステップに鋭さがなくなってきましたね。
12R)
やっぱり判定決着になりそうです。盛り上がりに欠ける凡戦でしたね。パッキャオが前に出て、ブローナーがカウンターを狙う。ほぼ12ラウンド同じでした。パッキャオの攻めが精彩を欠いてきましたが、ブローナーも下がるだけで、自分から仕掛けていきません。どうやら、ブローナーは「自分が勝っている」と思っているようです。最後は、サークリングで流しました。
判定は3-0(117-111、116-112、116-112)でパッキャオが防衛に成功しました。