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ロッキー・フィールディング(イギリス)VSサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)
WBA世界S・ミドル級タイトルマッチ(2018年12月15日)
カネロは、54戦51勝31KO1敗2分け、28歳。
ゴロフキンとの激戦を制し、今度はS・ミドル級に挑戦します。どうやらミドル級のタイトルは保持したままで、勝ってもミドル級に戻るようです。何を考えているのか訳が分かりません。
フィールディングは、28戦27勝15KO1敗、31歳。
タイロン・ツォイゲ(ドイツ)から奪ったタイトルの初防衛戦です。
唯一の1敗は、2015年にカラム・スミスに1RTKO負けを喫したものです。
身長差が10㎝ありますが、(カネロ 175㎝、フィールディング 185㎝)特に問題はないでしょう。
カネロのマッチメイクは相変わらず手堅いですね。フィールディングは、S・ミドル級のチャンピオンの中では、一番危険度の低い相手です。ただ、凡戦の危険性はありますね。
試合経過)
午前8時から放送していますが、アンダーカードが多くて、カネロが登場するのが一体何時ごろになるのか、全く分かりません。
テビン・ファーマーの退屈な防衛戦がやっと終わりました。
いよいよ、試合が始まるようです。
1R)
リング上で対峙すると、予想以上に身長差がありますね。
しかし、カネロは簡単に距離を詰めます。左ボディが効果的です。
そして、ラウンド中盤、この左ボディブローが、フィールディングのわき腹をえぐり、フィールディングが膝をつきました。早くもダウンです。
立ってきたフィールディング、この回は何とかしのぎます。
2R)
もうフィールディングの左ジャブでは、カネロの前進を止めることが出来ません。ラウンド終盤、またもカネロの左ボディブローで、フィールディングが膝をつきます。2度目のダウンです。しかし、ここはゴングに救われます。
3R)
カネロが前に出て、上下にパンチを畳かけます。もう一方的な展開になってきました。そして、残り40秒。今度はカネロの右ストレートがフィールディングの顎をとらえ、3度目のダウンを喫します。
何とか立ってきたフィールディングですが、もう反撃の力は残っていません。
カネロがとどめの左ボディブローをヒットすると、力なくフィールディングがダウン。ここで、レフリーが試合をストップしました。
序盤から、カネロがフィールディングの力を見切っていた感じがします。最初の、えぐるようなカネロの左ボディブローがすべてでしたね。あれで、フィールディングの腰が引けて少し前かがみになり、距離の差がなくなってしまいました。
力の差が歴然としていました。