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ディオンテイ・ワイルダー(アメリカ)VSタイソン・フューリー(イギリス)
WBC世界ヘビー級タイトルマッチ(2018年12月1日)
12月2日12時からWOWOWで生中継
ワイルダーは、40戦全勝39KO、33歳。
前回の防衛戦では、ルイス・オルティスにストップ寸前まで追い込まれ、薄氷を踏む防衛戦となりました。
速報)ディオンテイ・ワイルダー 過去最強の挑戦者を迎える VSルイス・オルティス WBC世界ヘビー級タイトルマッチ 大苦戦の末、10RTKO勝ちで防衛成功
フューリーは、27戦全勝18KO、30歳。WBC3位。
2015年11月にウラジミール・クリチコを判定に下し、長年続いたクリチコ時代に終止符を打ちましたが、その後がいただけません。
退屈なヘビー級タイトル戦 クリチコVSフューリー&ポペトキン
病気や薬物などで、もう完全に引退状態になっていましたが、今年の6月に、2年7か月ぶりに復帰戦を行い、8月にも試合を行い2連勝で世界戦線に返り咲いています。
さすがのワイルダーも倒せないか
まず、直近の試合でのサイズを比較してみましょう。
身長 リーチ 体重
ワイルダー 201㎝ 211㎝ 97,5キロ
フューリー 206㎝ 216㎝ 117キロ
ワイルダーが、これだけデカい相手と対戦するのは、初めてかもしれませんね。身長、リーチで5㎝上回り、なんといっても体重の差。いくらヘビー級でも、20キロの差はかなり大きいでしょう。
フューリーが、クリチコと対戦した頃の状態にどこまで戻っているか、がポイントになりますね。
いずれにしても、ワイルダーがこの巨漢を倒すのは至難の業ですよ。フューリーは、巨漢の割に体が柔らかくディフェンス勘がいいですから、そう簡単にワイルダーの強打をまともにもらうとはないでしょう。
ただ、フューリーのパンチで、ワイルダーが倒れることも考えられません。
12ラウンド、噛み合わない凡戦も覚悟しなければなりませんね。
でも、ワイルダーがフューリーをぶっ倒すところが、どうしても見たい!
ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)VSホセ・ペドラサ(プエルトリコ)
WBA・WBO世界ライト級王座統一戦(2018年12月8日)
12月9日12時からWOWOWで生中継
ロマチェンコは、12戦11勝9KO1敗、30歳。サウスポー。WBAスーパー王者。
ご存知、PFP1位のスーパースターです。リナレスにダウンを奪われた時は驚きましたが、最後はしっかり倒してその強さを再認識しました。
ホルヘ・リナレス戦で痛めた肩の手術で、8月に予定されていたこの試合が、12月に延期となっています。
ペドラサは、26戦25勝12KO1敗、29歳。WBO王者。
ご存知「こんにゃくボクサー」です。
レイムンド・ベルトランが「こんにゃく」にダウンを奪われる完敗で初防衛失敗 VSホセ・ペドラサ
いまやS・フェザー級最強のジャーボンテイ・デービスには、いいところなく7Rにストップされ、IBF世界S・フェザー級タイトルを失っています。これが唯一の1敗です。
ロマチェンコの仕上がり具合だけ
ペドラサがロマチェンコに勝っているのは、179㎝のリーチだけでしょう。その差13㎝。
ロマチェンコにとって一番気になるのは、手術後、どこまで本来のロマチェンコに戻っているか、ということだけでしょうね。
万全な状態であれば、あとはこの「こんにゃく」を後半以降に追いつめて、「ロマチェンコ勝ち」に持ち込むと思われます。
デービスが7Rにストップしていますから、ロマチェンコも中盤にはギブアップさせてほしいですね。