レイムンド・ベルトランが「こんにゃく」にダウンを奪われる完敗で初防衛失敗 VSホセ・ペドラサ

レイムンド・ベルトラン(メキシコ)VSホセ・ペドラサ(プエルトリコ)

WBO世界ライト級タイトルマッチ(2018年8月25日)

(出典:WOWOW)

ベルトランは、44勝35勝21KO7敗1分け1NC、37歳。

ベルトランといえば、2015年に粟生隆寛が挑戦し、体重超過でタイトルを剥奪されたましたが、2RTKO勝ちで王座は空位に。その後、ベルトランに薬物反応が出たため、無効試合となった事件を思い出しますね。

2018年2月にパウルス・モーゼスとの王座決定戦で、WBO王座に返り咲いています。

ペドラサは、25戦24勝12KO1敗。29歳のスイッチヒッターです。

2017年1月に、ジャーボンテイ・デービスにTKO負けして、IBF世界S・フェザー級タイトルを失いましたが、ライト級に上げて、また再浮上してきました。

こんにゃくボクサー、ホセ・ペドラサがライト級で再浮上 VSアントニオ・モラン

序盤はペドラサがベルトランのパワーをうまく捌く

ベルトランは、顔もごついが、体つきもごつく、いかにもパワーがありそうな体型をしています。

ペドラサは、やはり下の階級から上がってきただけに、「細い」という感じですね。

しかし、前に出るベルトランのパワーは空転し、ペドラサに先にパンチを当てられ、後手後手に回ります。

2ラウンドには早くも、ベルトランの左目から出血。

ペドラサの柔らかい動きに惑わされ、前に出ながらも手数が少なく、強引に打ち込むパンチもペドラサのガードに阻まれます。

中盤は一進一退

前に出てプレッシャーをかけ、強引にパンチを放つベルトランに対し、ペドラサは頻繁にスイッチして、ベルトランのパワーを空回りさせます。

ボディーワークも巧みで、「わしボク」命名の「こんにゃくボクサー」ぶりをいかんなく発揮し、ベルトランのパンチを封じ、クリーンヒットを許しません。

ただ、ペースはラウンドごとに目まぐるしく変わり、ペドラサがペースをつかんでいるわけではありません。

ベルトランのプレッシャーはかなりのもので、押し負けないように踏ん張るペドラサも、決して余裕はありません。

終盤は「こんにゃくボクサー」ペース

ペドラサが、終始サウスポーで戦うようになった終盤は、左のカウンターが飛んでくるので、ベルトランも前には出るものの、容易にパンチを出すことができません。

接近したら、ペドラサの左アッパーがベルトランのボディにカウンターでヒットします。

このアッパーが、ベルトランのステップインを鈍らせるのに効果的でした。

そして、11ラウンド。ベルトランが前に出ようとしたところへ、ペドラサが腰を落としてカウンターの右アッパーがベルトランの顎を打ち抜き、ベルトランは尻もちをつくようにダウンします。

このアッパーは狙っていたようですね。ボディへのアッパーが何度かヒットしていましたが、最後に顎へヒットさせました。

立ってきたベルトランは、さすがにダメージがありそうです。ペドラサの渾身の一撃ですからね。

しかし、残り1分弱、ペドラサの猛追を凌ぎ、ゴングまで粘ります。

最終ラウンドも前に出るだけのベルトランを、カウンターでさばき、残り10秒では、コーナーに詰めて連打を浴びせ、ストップ寸前まで追いつめたところでゴング。

判定は3-0(110-117、110-117、112-115)でペドラサがタイトルを獲得しました。

ペドラサは、2018年12月8日にワシル・ロマチェンコと王座統一戦を行う予定です。

「こんにゃくボクサー」が「ハイスペックボクサー」に挑みます。

噛み合わないかもしれませんね。

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