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WBA世界Sフライ級タイトルマッチ河野公平(34)VS亀田興毅(28)
河野のけがで延期になっていた防衛戦が、ようやく実施されることになりました。
10月16日、アメリカ、シカゴのUICパビリオンで行われます。
(最新の検証記事はこちら↓)
■戦闘力比較
河野公平
パンチ力 ★★★
スピード ★★★
テクニック★★
スタミナ ★★★★
打たれ強さ★★★★
亀田興毅
パンチ力 ★
スピード ★★★★
テクニック★★★★
スタミナ ★★★★
打たれ強さ★★
■興行が成り立つの?
私が一番心配しているのは、アメリカ人で河野公平や亀田興毅を知ってる人は誰もいないのでは、ということです。しかも世界戦とはいえ、アメリカ人に馴染みのない50キロそこそこのSフライ級ですよ。
UICパビリオンを調べてみましたが、収容人員が9500人の結構立派な施設です。
二人の試合で9500人が埋まるとはとても思えません。
この会場は昨年11月に亀田が1年ぶりの復帰戦を行った会場らしいですが、前座ですし誰も覚えていないでしょうね。
この試合が仮にメインだとすると興行が成立するのは難しいと断言できます。
おそらく地元のそれなりに有名なボクサーがメインで登場するのでしょう。
■誰もが同じ展開を予想
手数は河野チャンピオンが圧倒的に多いでしょうし、前に出てプレッシャーをかけるのもチャンピオン。亀田は下がりながらカウンター狙いに徹するでしょうね。
パンチ力は圧倒的に河野に軍配が上がりますから、亀田が撃ち合いに応じることは考えられません。
河野も手数は多いものの、テクニックは今一つですので、自分から攻めた場合にクリーンヒットが少ないのが欠点。タイミングと切れで倒すタイプですので、相手が出てこないとKOは難しいといえます。
しかし、亀田の韓国での防衛戦を見る限り、私は亀田はもう全盛期の力がないどころか極端に打たれ弱くなっているように思います。KO防衛も十分考えられますよ!
海外が初めての河野チャンピオン、そしてけがの影響がどのくらいあるのか、不安要素はあるものの、とにかく河野の勝ちは動かないと思います。
■一応、4階級制覇
亀田が勝てばなんと「4階級制覇」ですよ。
もうこうなると複数階級制覇なんかなんの値打もありませんね。
山中慎介や内山高志は強い挑戦者をバタバタ倒して、今や日本を代表する世界チャンピオンです。でも1階級に留まっています。
怪物井上尚弥がこれからどうするのかわかりませんが、大事なのはファンが喜ぶ試合をすることだと思います。
しかし、戦略家の亀田のことですから、なにか秘策があるかもしれませんよ!
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