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■WOWOWエキサイトマッチ観戦記・45
WBO世界ウェルター級暫定王座決定戦(2015年6月27日)
ティモシー・ブラッドリー(アメリカ)VSジェシー・バルガス(アメリカ)
ブラッドリーはマニ―・パッキャオと1勝1敗の接戦(拙戦?)を演じた一応実力者。
バルガスはWBA世界Sライト級の無敗のチャンピオンです。
確かにブラッドリーは実力者かもしれませんが、スピーディで手数が多いけどクリーンヒットが意外と少なく、致命的なのはパンチ力がないことです。
しかも、ジョー小泉さんは「ブラッドリーのもうひとつの武器は頭です」
頭突き?
最低ですね。
一言で言うと「とてもつまらないボクサー」です。
早く引退したらいいのにな~と願っています。
バルガスは26戦全勝ですが9KOとこのクラスしては極端にKO率が低いですね。
■凡戦の予感
ブラッドリーは31勝12KO1敗1分で負けないしぶとさはあるものの、その勝利も僅差が多く、私の最も嫌いなタイプのボクサーです。相手もKO率が低いのですからWOWOWもこんな試合をなぜセレクトするか不思議でなりません。ファンをないがしろにしているとしか思えませんね。
ボクシングファンなら、ブラッドリーは誰とやっても退屈なボクサーであることぐらいはみんな知っていますよ!
そして、予想通り期待を裏切らない凡戦で、内容を説明するのも面倒なほど見るべきものはありません。
■また眠ってしまいました
6ラウンドまでは採点を付けていたのですが、そのあとが空白です。
あまりの退屈な試合に7ラウンドから記憶をなくしてしまいました。
またやってしまいました。
目が覚めたのが問題の12ラウンド。アナウンサーの大きな声に思わずテレビ顔面をみると、ブラッドリーがふらふらになって逃げていました。
■これはもめるで、レフリーの不始末
バルガスの渾身の右ストレートがブラッドリーのガードの下がった顎を見事にとらえ、ダメージは甚大です。のこり22秒の大逆転か!
ラッシュをかけたバルガスをあと10秒のところでレフリーが止めたのです。
バルガスはもちろん、観客もみなバルガスの逆転KO、と思ったことでしょう。
レフリーは10秒前を知らせる拍子木を終了のゴング勘違いして、ストップしたようです。
ジョー小泉さんも「これは大問題ですよ!」
普通の試合の残り10秒とは全く違うわけですからね。ひょっとしたら10秒でTKOになる可能性もあるわけですからね。
小泉さんは「やるべきは再戦です」と言ってましたが、私は…
もう結構です!
WOWOWさん!もうブラッドリーの試合は放送しないでください。
どうしても放送したいのなら、5分ぐらいのダイジェストで十分です。