パワーアップしたチャーロ弟、右フック一発で挑戦者が失神 ジャーメル・チャーロVSチャールズ・ハトリ―

[pc][/pc] [mobile]
[/mobile]

目次

ジャーメル・チャーロ(アメリカ)VSチャールズ・ハトリ―(アメリカ)

WBC世界Sウェルター級タイトルマッチ(2017年4月22日)

f:id:stonemeintothegroove:20170613115828j:plainf:id:stonemeintothegroove:20170613115838j:plain

(出典:WOWOW)

ジャーメル・チャーロは、ミドル級に転向したジャーマル・チャーロの双子の弟です。

28戦全勝13KO、26歳。ハードパンチャーの兄に対し、KO率からもわかるように、スピードとテクニックが持ち味です。

チャールズ・ハトリ―は28戦26勝18KO1敗1分け、31歳。WBC1位にランクしていますが、この挑戦が1年半ぶりの試合となります。

ジョー小泉さんが、「よくWBCが1位に置いといてくれましたね」と言ってましたが、同感です。

 

チャーロの速いワンツーに対して高いガードのハトリ―

チャーロのワンツーは相変わらず速いですね。しかも想定以上に伸びてきます。

ハトリ―はガードを高く上げて、これに対抗します。

チャーロはいつもより、どっしり構えている感じがしますね。

2回にハトリ―が仕掛けてきましたが、チャーロも結構左右パンチを思い切って振り回します。

チャーロの右は少し力み気味でしたが、この回終盤に右ストレートがきれいに伸びて、ハトリ―をとらえ、腰砕けのようにロープに飛ばされます。

f:id:stonemeintothegroove:20170613121527j:plainf:id:stonemeintothegroove:20170613121516j:plain

(ガードの間を潜り抜け右ストレートヒット。ハトリ―はバランスを崩しロープまで飛ばされます)

そして、3回にハトリ―の高いガードを突き破り、ワンツーからさらにワンツーをヒット。早くもダウンを奪いました。

f:id:stonemeintothegroove:20170613121606j:plainf:id:stonemeintothegroove:20170613121810j:plain

(ワンツーからさらに畳みかけるようにワンツーをヒット。)

f:id:stonemeintothegroove:20170613121829j:plain

f:id:stonemeintothegroove:20170613122401j:plainf:id:stonemeintothegroove:20170613122417j:plain

(予想以上に伸びてくる右ストレートにハトリ―はたまらずダウン)

 

 

そして一方的な展開に

ハトリ―はガードを高くしてチャーロのパンチを警戒しますが、左ジャブはそのガードを潜り抜け、ハトリ―の顎をとらえます。

また、4回ぐらいから右アッパーも繰り出し、ハトリ―は足を使って防戦一方に追いやられます。

f:id:stonemeintothegroove:20170613122937j:plain

(ワンツーを警戒してたら、右アッパーが飛んでくる)

 

狙いすました右フック一発で失神

6回は明らかにチャーロが倒しに来ました。

連打で畳みかけ、ハトリ―をロープに追いつめ、ハトリ―が打ち返してきたところに、狙いすました右フックがカウンターでハトリ―の顎をとらえました。

まともに喰ったハトリ―はこの一発で失神。レフリーがすぐにストップしました。

 

 

f:id:stonemeintothegroove:20170613123924j:plainf:id:stonemeintothegroove:20170613123856j:plainf:id:stonemeintothegroove:20170613123912j:plainf:id:stonemeintothegroove:20170613124129j:plain

(狙いすました右フックカウンターがハトリ―の顎をとらえ、完全に失神)

 

f:id:stonemeintothegroove:20170613123941j:plain

(この一発でハトリ―は完全に失神。ピクリとも動きません)

f:id:stonemeintothegroove:20170613124155j:plain

(この右フックをもらったら立てないでしょう。それぐらいすごいパンチでした)

 

それにしてもすごいパンチでした。これで多分3連続KO勝ちだと思います。チャーロはKOパンチャーに進化してきましたね。

フィニッシュの6回は完全にKOを狙っていました。

この日は、序盤からかなりパンチを強振し、プレッシャーをかけていつもよパワーアップしたボクシングを展開していました。

体もかなり大きくなった感じがします。

兄を追ってミドルに上がってくる可能性は十分にありますね。

少し柔軟さに欠ける部分はありますが、このスピードとパワーは、村田諒太にとってはかなり厄介なボクサーですよ。

 

タイトルとURLをコピーしました