ホルヘ・リナレスの挑戦者は長身のサウスポーでまたもやイギリス人のルーク・キャンベル VSダルレイス・ぺレス

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目次

ルーク・キャンベル(イギリス)VSダルレイス・ぺレス(コロンビア)

WBA世界ライト級タイトル挑戦者決定戦(2107年4月30日)

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(出典:WOWOW)

ルーク・キャンベルはWBCでは2位ですが、WBAでは8位です。

17戦16勝13KO1敗、28歳。長身のサウスポーです。

ロンドンオリンピックでは金メダルを獲得し、清水聡にも勝っているそうです。

 

ダルレイス・ぺレスはWBA世界Sライト級6位で、元世界ライト級チャンピオンです。

なぜこの二人でWBAの挑戦者決定戦が行われるのか、よくわかりません。しかも、結論から言いますと、ホルヘ・リナレスの挑戦者はまたイギリス人です。

リナレスのタイトルは、どうしてもイギリスが取り戻したいようです。

それより、マイキー・ガルシア(アメリカ)との統一戦はどうなったのでしょうね。

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(リングサイドで観戦するホルヘ・リナレス。なかなかのイケメンですね)

 

 

またも計量オーバー

ぺレスは前日計量で600gオーバーし、失格しています。

最近は死に物狂いで体重を落とすよりも、試合当日のコンディションを大事にするようです。最低の傾向です。

解説の飯田覚士さんは「ぺレスを結構買っている」と言ってましたが、もう33歳ですし、こんな奴、引退させた方がいいでしょう。

 

余談ですが、村中優には少なくとも計量だけはパスしてほしいですね。

相手のカリッド・ヤファイ(イギリス)は、10対9.5ぐらいの差で10対9のポイントを奪う、いわばポイント泥棒みたいなやつです。

村中は、ほとんど負けた気がしないのに10ポイントぐらいは差がついていた、なんてことになりそうな気がします。

 

ということで、この試合は、キャンベルが勝った場合のみ、挑戦権を獲得するということになります。こんなケース、最近、うんざりするほど増えてきました。

 

序盤はぺレスが積極的

 

1回からぺレスはプレッシャーをかけ、速い左ジャブから右を放ち、優位に進めていました。

キャンベルは、接近戦を嫌がり、自分の距離を守ることに専念しています。

右ジャブにさほどのスピードは感じられません。ディフェンスもそれほどいいとは思えませんね。避け勘が悪いような気がします。

ぺレスのパンチを結構もらっていました。

 

中盤からキャンベルが反撃

4ラウンドに放ったキャンベルの左ストレートがカウンターで見事にヒットし、

このあたりから、キャンベルが長い右ジャブで自分の距離を保ち、徐々にワンツーが決まるようになってきました。

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(キャンベルの右ジャブが決まり出した)

同時にボディ攻撃も功を奏したようです。ぺレスはキャンベルの長いリーチに対抗するように、パンチが大振りになり、ヒット率も落ちてきました。

少しずつキャンベルのペースになり、ぺレスは押され気味になってきます。

しかし、キャンベルは自分の距離を守り、連打で追い打ちをかけることはしません。

 

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(右ボディブローもかなり効果的でした)

「こりゃ判定まで行きそう」と思った8ラウンドに、キャンベルの左ストレートがぺレスの顎を打ち抜き、ぺレスは大きくバランスを崩しました。

見た目ほどダメージはなさそうでしたが、このパンチでぺレスの気持ちが少し切れてきたのかもしれません。

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(キャンベルの長い左ストレートが飛んできます)

 

あっけない結末

9ラウンドに入ってすぐ、ぺレスが腕のトラブルをレフリーにアピールします。

レフリーもとりあえず、試合を中断し、様子を見た後、試合は再開されました。

 

 

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(左腕が痛いんですけど…。こいつ試合中に何を言うとんじゃ!)

キャンベルは容赦なく、ぺレスに襲い掛かります。

しばらく応戦していたぺレスですが、また「ボク、腕がやっぱり痛い!」

さすがに今度はレフリーも試合をすぐにストップしました。

キャンベルの9RTKO勝ちです。

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アカン、やっぱり腕が痛いわ。)     (ストップや!もう国へ帰れ!)

 

とりあえずキャンベルがリナレスへの挑戦権を獲得しましたが、こんな奴とイギリスで試合しても、なんだかかみ合わないような気がします。長身のサウスポーはやりにくそうです。

それより、マイキー・ガルシアと先に統一戦をやりましょう!

負ける可能性は高いと思いますが、スリリングな試合が期待できます。

どうしてもキャンベルがやりたいなら、「日本へ来い!」と言ってやりましょう。 

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