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アルベルト・マチャド(プエルトリコ)VSユアンデール・エバンス(アメリカ)
WBA世界S・フェザー級タイトルマッチ(2018年10月27日)
(出典:WOWOW)
マチャドは、20戦全勝16KO、28歳。178㎝の長身サウスポーです。
注目の全勝対決は、後半腰砕け アルベルト・マチャドVSラファエル・メンサー
初防衛戦は、途中で手を痛めたため、序盤の勢いはどこへやら。後半は腰砕けの不甲斐ない展開となってしまいました。
エバンスは、21戦20勝14KO1敗、29歳。WBA9位。
世界戦が決まった時は、WBA20位でしたが、WBAマジックでいきなり9位に浮上しています。
最初の左ストレートで勝負あり
長身で距離の長いマチャド方が距離を詰めてきます。両者のパンチが交錯する距離での打ち合い。
そして1分過ぎ。マチャドの左ストレートがエバンスの顎を打ち抜き、エバンスは腰から落ちるようにダウン。
かなりダメージがあるようです。
(右ジャブで距離をアジャストし、強烈な左ストレートをエバンスの顎に打ち込みます。)
(やや、放心状態のエバンス。結局、このダウンがすべてだったような気がします)
何とか立ってきて試合は再開されましたが、今度はマチャドの右フックでエバンスが足をばたつかせ、ロープ際まで後退。
(本来右利きのマチャドの右フックは左より強いかもしれません。エバンスは、足をばたつかせてロープ際まで後退します)
マチャドが一気に連打を畳みかけると、エバンスは2度目のダウンを喫します。
ここも辛うじて立ってきたエバンスですが、ダメージはかなり深刻です。
何とか逃げ切りたいエバンスに、またもやマチャドの右フックが顎を打ち抜き、ダウンして大の字になったところで、レフリーが試合をストップしました。
(右フックの角度がいいですね。鋭角にエバンスの顎をとらえています)
S・フェザー級も強豪ぞろい
かつて内山高志さんや三浦隆司さんが大活躍したS・フェザー級。
内山さんは、ジェスリル・コラレスにベルトを奪われ、三浦さんはミゲール・ベルチェルトとの世界戦に敗れて、引退しました。
ベルチェルトは、3度の防衛を果たし、安定王者の座を築きつつあります。
一方のコラレスは、マチャドに倒され王座から転落し、今やWBA15位と完全に世界戦線から脱落しています。
このクラスでの最強は、なんといってもジャーボンテイ・デービスですね。しかし、ショーン・ポーターVSダニー・ガルシア戦のリングサイドにいたデービスの太り方はちょっと異常ですよ。9月に喧嘩をして逮捕されたという情報もあり、かなりモチベーションは落ちてるような感じです。
フランシスコ・バルガスやミゲール・ローマンもまだまだ世界を狙いる実力を有しています。
伊藤雅雪は、ミゲール・ベルチェルトやアルベルト・マチャドに比べるとややパワー不足という感じですね。
注目株は、何と言ってもライアン・ガルシアです。16戦全勝13KO、20歳。178㎝の長身で、恐らく来年あたりには、世界戦戦に顔を出してくるでしょう。