ホセ・ウスカテギ、ちょっと手抜きのノンタイトル戦 VSエセキテル・マデルナ

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ホセ・ウスカテギ(ベネズエラ)VSエセキテル・マデルナ(アルゼンチン)

ライトヘビー級10回戦(2018年9月28日)

(出典:WOWOW)

ウスカテギは、29戦27勝22KO2敗、27歳。IBF世界S・ミドル級チャンピオンです。

ウスカテギと言えば、アンソニー・ディレルに反則負けした試合が印象に残っていますね。

アンドレ・ディレル、なんと反則勝ちでタイトルを獲得しましたが、リング上は大乱闘 VSホセ・ウスカテギ

トレーナーの右フックは見事なパンチでしたが、あれは単なる暴力行為ですよ。

その後リベンジして、暫定王座を獲得し、正規チャンピオンに昇格しています。正規王者のジェームス・デゲールがウスカテギから逃げたようですね。

まあ、対戦したらデゲールはウスカテギに倒されていたでしょう。

マデルナは、30戦26勝16KO4敗、31歳。元WBC中南米王者。

だらだらと同じ展開が続き最後はブーイング

じわじわと前に出てプレッシャーをかけるウスカテギに対し、マデルナは下がりながら打ち終わりにワンツーを放ちます。

この展開が結局、最後まで続きます。

明らかに力の差がある両者ですが、ウスカテギは少し余裕を持ちすぎて、どこか真剣みに欠ける感じです。

3ラウンドは少し強く出て3連打を浴びせ、マデルナが少しぐらつき、ウスカテギが連打で畳みかけますが、マデルナもしぶとく粘ります。

実況の高柳さんが「マデルナ危険(混ぜるな危険)」なんて、まるでジョー小泉さんみたいなダジャレを放ち、緊張感のないラウンドが続きます。

左ジャブの少ないウスカテギは、距離の測定が甘く攻撃が雑で、手数の割にはクリーンヒットが少ないですね。

マデルナはラウンドを追うごとに手数が減り、後手後手に回り、ロープに詰まるシーンが多くなります。

ウスカテギも動きにキレがなく、パンチもシャープさに欠け、マデルナに決定的なダメージを与えることが出来ません。

今日のウスカテギは印象が「ウスカテギ」。

さすがに最終ラウンドは、ウスカテギも倒しに行きいますが、攻撃が続きません。

そして、両者、会場のブーイングの嵐をあびて、試合終了。

ウスカテギのスパーリングを、だらだらと10ラウンド見せられただけですね。

3-0(100-90、100-90、98-92)の大差でウスカテギが判定勝ち。

ウスカテギはライトヘビー級では通用しないでしょうね。

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