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レオ・サンタ・クルス(メキシコ)VSラファエル・リベラ(メキシコ)
WBAスーパー世界フェザー級タイトルマッチ(2019年2月13日)
サンタ・クルスは、37戦35勝19KO1敗1分け、30歳。
このボクサーは、決して危険な相手を選びません。弱いものいじめの帝王です。「わしボク」はこの選手を、12ラウンドも見るのがだんだん辛くなってきました。
リベラは、31戦26勝17KO2敗2分け1NC、24歳。WBA11位。
KO率はまずまずですが、ボクシングが雑ですね。序盤にラッキーパンチが当たらなければ勝てないでしょう。
近い距離で打ち合う
サンタ・クルスはいつものように、長いリーチでガードを固め、近い距離で上下にパンチを放ちます。リベラも負けずに応戦しますが、やはりクリーンヒットではサンタ・クルスが上です。しかし、サンタ・クルスは以前に比べると、結構パンチを被弾するようになった気がします。
徐々にサンタ・クルスがボディブローを効果的にヒットし、ペースをつかみます。リベラは思い切りパンチを打ってきますが、やはりボクシングが雑ですね。
意外とタフでスタミナがあるリベラ
サンタ・クルスの左ボディブローが結構ヒットしていますが、リベラはそれほど失速しませんね。しかも、リベラは思い切りパンチを放っていますが、中盤になってもパワフルなパンチで応戦し、スタミナは衰えていません。
ジョー・小泉さんが「サンタ・クルスはパンチ力がない」と言ってますが、同感ですね。ボディブローが効いている感じが全くありません。一発のパンチ力なら、リベラの方がありそうです。
しかし、ポイントではサンタ・クルスが、ラウンドごとの優勢をしっかりゲットし、見た目以上に差がついているでしょうね。
倒し切れないサンタ・クルス
いいパンチを結構ヒットさせていますが、リベラの動きはほとんど変わりません。サンタ・クルスの非力なパンチ力では、リベラを倒すのは難しそうですね。リベラの右がもう少し正確にヒットすればスリリングな場面もありそうですが、リベラのパンチはほとんどサンタ・クルスに読まれています。
終盤はもっとサンタ・クルスが攻勢をかけるかと思いましたが、無理をしません。リベラは終盤になってもスタミナは切れませんね。逆転の一発を狙って攻勢をかけますがクリーンヒットが奪えず、12ラウンドが終了しました。
判定は3-0(3者とも119-109)の大差でサンタ・クルスが防衛に成功しました。