目次
ローマン・ゴンザレス(ニカラグア)VSモイセス・フェンテス(メキシコ)
S・フライ級10回戦(2018年9月16日)
(出典:WOWOW)
ゴンザレスは、48戦46勝38KO2敗、31歳。元4階級制覇チャンピオンで、現在WBC世界S・フライ級2位にランクされています。
昨年9月に、シーサケット・ソールンビサイに衝撃のKO負けを喫してから、1年ぶりの再起戦となります。
フェンテスは、30戦25勝14KO4敗1分け、32歳。元2階級制覇チャンピオンで、現在WBC世界フライ級5位にランクされています。
2016年に、田中恒成とWBO世界ライトフライ級王座決定戦で、TKO負けしています。
2018年2月に、比嘉大吾に初回KO負けを喫して以来の再起戦となります。
試合経過)
1R)
フェンテスが一回り大きく見えます。身長170㎝と、意外と背が高かったんですね。
ロマゴンは、いつも以上に慎重な立ち上がりです。後半、ボディを中心に、少しずつずつロマゴンが出てきました。
2R)
フェンテスが出てきました。ロマゴンはいつほど、体の動きにキレがありませんね。リズムもまだ本調子ではありません。
後半、ロマゴンが出てきました。ようやくいつものようにプレッシャーをかけて前に出ます。
コンビネーションが出ましたが、あまりパンチにパワーが感じられませんね。
しかし、ロマゴンは、フェンテスのパンチは見切ってきたようです。
3R)
フェンテスも負けずに、腰を落として打ち返してきました。
しかし、ロマゴンは連打で、フェンテスをロープに詰めます。
今日のロマゴンは、かなりディフェンスに気を使っています。(西岡さん:談)
相手をよく見て、リズミカルに軽いパンチを放っています。
ようやくロマゴンらしくなってきました。
4R)
また、フェンテスが出てきました。しかし、ロマゴンが応戦します。
かなり打ち合いの様相を呈してきました。ロマゴンが、前に出てプレッシャーをかけパンチを放ちますが、どうもパンチの威力が今一つ。フェンテスも結構打ち返してきます。
しかし、ロマゴンは、軽いパンチのコンビネーションで、フェンテスをロープから逃がしません。
5R)
フェンテスが勝負に出た感じですが、ロマゴンのプレッシャーが強い。
また、ロープに詰まりパンチの応酬です。
そして、力みのない右フックがカウンターでフェンテスの顎を打ち抜き、フェンテスがダウン!
(見事な右フックのカウンターです!)
完全に失神。しばらく立ち上がれません。
やっぱり、ロマゴンのここ一番のパンチはすごいですね。
ただ。完全復活には程遠い感じですね。どうもS・フライ級ではロマゴンはパワー負けするような気がします。
もう少し普段から節制して(自分のことは棚に上げて「わしボク」:談)、フライ級に戻すことはできなのでしょうか。