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ルーカス・マティセ(アルゼンチン)VSマニー・パッキャオ(フィリピン)
WBA世界ウェルター級タイトルマッチ(2018年7月15日)IN マレーシア
(出典:WOWOW)
マティセは、44戦39勝36KO4敗1NC、35歳。
半年前のテワ・キラム(タイ)との王座決定戦では、8回までキラムのアウトボクシングに翻弄され、大逆転KOでタイトルを獲得しています。
速報)WOWOWエキサイトマッチ ルーカス・マティセが8RKOで王座獲得 VSテワ・キラム WBA世界ウエルター級王座決定戦
パッキャオは、68戦59勝38KO7敗2分け、39歳のサウスポー。WBA1位。
ジェフ・ホーンに判定負けし、1年ぶりの再起戦です。
速報)マニー・パッキャオVSジェフ・ホーン WBO世界ウェルター級タイトルマッチ なんと無名のホーンが判定勝ちでタイトル奪取
全盛期をとっくに過ぎた両者の対決が、まだ世界タイトルマッチとして成立するのも不思議な感じがしますね。
試合は、恐らくパッキャオがマティセの強打を空回りさせ、判定で勝つでしょう。
「わしボク」としては、マティセの強打がさく裂し、パッキャオがマットに沈むことを願っております。
一応、両選手の体格比較をしておきます。
マティセ パッキャオ
身長 169㎝ 166㎝
リーチ 175㎝ 170㎝
試合直前)
両選手とも前日計量をパスしています。
WOWOWの放送は11時からですが、この日はアンダーカードで世界戦が3試合も組まれていますので、果たしてどの試合から中継が始まるのかわかりません。
セミファイナルのカードが始まるようです。
WBA世界フェザー級暫定王者決定戦
ジャック・テポラ(フィリピン)VSエディバルト・オルテガ(メキシコ)
恐らく、この後に、メインの試合が始まるますね。13時ごろでしょうか。
9ラウンドに、テポラが右アッパーでダウンを奪い、その後の連打でレフリーがストップしました。
メインの試合開始は、12時半ぐらいになりそうですね。
試合経過)
1R)
パッキャオが積極的です。マティセはパッキャオの動きに少し戸惑っている感じです。
相変わらず、パッキャオの踏み込みは速いですね。
一方のマティセにいつものパワーが感じられません。マティセが守勢に回っています。
2R)
パッキャオが前にでます。マティセはパッキャオの動きに惑わされて、なかなかパンチがでません。
マティセは、下がりながらだと、どうも強いパンチが打てないようですね。
スピードは完全にパッキャオが上です。
3R)
マティセに少し力強さが出てきた感じがします。
と思った瞬間、パッキャオの左アッパーがヒットして、なんとマティセがダウンしました。
(このアッパーがこの日は冴えていました)
それほど、ダメージはなさそうですが、精神的にはかなり影響があるでしょう。
パッキャオがプレッシャーをかけます。マティセはパッキャオのスピードにまだ対応できていません。
4R)
完全にパッキャオのペースで試合が進んでいます。
パッキャオの動きが少し止まると、マティセも手が出ますが、下がりながらのマティセのパンチには力が感じられません。
マティセは後手後手に回り、パッキャオが相手を呑んでかかっている感じです。
5R)
パッキャオが攻めます。パッキャオはマティセを前に出させません。
手数でパッキャオが圧倒していますね。
先に手を出すのはパッキャオ。しかもマティセの打ち終わりにも、パッキャオのパンチが飛んできます。
パッキャオの右フックがマティセのテンプルにヒットすると、少し間を置いてマティセが膝をつきましたよ。
(右ジャブがテンプルをとらえると、マティセがロープまで下がり膝をつきました)
この試合、2度目のダウンです。
ここはゴングで救われましたが、かなりダメージがありそうです。
6R)
マティセがローブロー。パッキャオが少し休憩を取ります。
パッキャオの踏み込んでの左が、再三ヒットします。
マティセの動きは、こんなもんでしょうが、体に力が感じられません。
マティセは、かなりダメージが蓄積していますね。
7R)
マティセが勝負に出ましたか。
しかし、先にパッキャオにパンチを打たれます。
もう、パッキャオのやりたい放題ですね。
パッキャオの左アッパーが効果的です。
そして、パッキャオの狙いすました左アッパーが、マティセの顎をとらえると、またもやマティセが膝をつきます。
(とどめのダウンも左アッパー)
マティセがマウスピースを吐き出すのを見て、レフリーは試合をストップしました。
パッキャオは9年ぶり?のKO勝利です!
まさかまさかのパッキャオのTKO勝ちです。
それにしても、今日のマティセは、全盛期のボクシングからは程遠い動きでしたね。