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コナー・ベン(イギリス)VSジョー・ダカ―(イギリス)
ウェルター級4回戦(2016年9月10日)
(出典:WOWOW)
この日はゴロフキンのメインを含め、対戦カードが10試合。
ベンはそのトップバッターで登場しました。
コナー・ベンはあのナイジェル・ベンの息子です。
ここまで3戦全勝2KO、19歳。
相手のダカ―は2戦1敗1分け。
辰吉JRの相手よりひどいかませ犬ですね。
体格はベンより大きく立派な感じがしますが、この選手の取り柄はそれだけです。ガードは構えているだけで、両腕は全くその役目をはたしていませんでした。
反射神経もスピードも申し分なし
さすが、ナイジェル・ベンの息子だけあって、動きもパンチもスピードは申し分なし。相手のパンチをかわす反射神経も才能を感じさせます。
とまあ、ここまで断言していいのかどうか。今日の相手のレベルが低すぎて、まるでサンドバックを相手にしているような感じでしたからね。
相手をロープに詰めて右フックから左の返しで、あっさりダウンを奪います。
そして、ゴング間際にダウンを追加しました。
もう、これで勝負あった、て感じでしたが、カウント8でダカ―が立ってきましたので、とりあえず1ラウンドが終了しました。
ここで、ゴング間際のダウンに対する処置として、ジョー小泉さんの蘊蓄をご紹介します。
要は、ゴングをどこで鳴らすかです。
仮に3分ちょうどで、鳴らしたとしたら、カウント8後、つまり8秒後に休憩が始まり、本来1分あるべきインターバルが52秒しかないということになります。
だから、カウント8と同時にゴングを鳴らし、休憩を1分間与えるべきだ、という意見もあり、世界の趨勢は後者のようです。
まあ、私はどっちでもいいですけどね。
そんなわけで、2ラウンドが始まりましたが、もうダカ―に戦力は残っていません。
ベンがラッシュすると、あっさり座り込み、レフリーがストップしました。
(2ラウンドは不要でしたね)
また、辰吉寿以輝と比べて申し訳ないですが、才能という点では、コナー・ベンの方がかなり上のような気がします。
だからと言って、世界を狙える素材かどうかは、未知数です。
大切に育てる意向(勝てる相手としかやらせない)のようですので、次にお目にかかるのは、2年ぐらい先になるかもしれませんね。それまで無敗であればの話ですが。