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富田大樹 判定 龍虎慎太郎
ミニマム級4回戦(2016年9月11日)
(出典:スカイA)
富田は構えも良く、何よりサウスポーを全く苦にしません。
4回戦クラスでは絶対にサウスポーが有利なんですが、富田は見事にサウスポー攻略のお手本のようなボクシングを見せてくれました。
初回から、距離をしっかりつかみ、面白いように右ストレートをヒットさせていました。一方の龍虎は距離がつかめずパンチが空転。
富田は左ボディもうまいですね。
龍虎も3勝無敗でしたが、この二人の実力差はかなりあったように思います。
富田は6勝無敗1KO。4ラウンドは少しスタミナ切れでしたが、最後にラッシュを見せた気持ちの強さは大したものです。
城後響 1RTKO 里村広明
バンタム級4回戦
(出典:スカイA)
やっぱりKOはいいですね。
城後はこのクラスでは破格のパンチ力があります。
この勝利で3戦全勝3KO、22歳。
最初のダウンは右を引っ搔けて倒した感じですね。
しかし、2度目のダウンのワンツーストレートはきれいなパンチでした。
(ワンツーのお手本のようなパンチでした)
そして最後の右フックは、これまた秀逸でした。
接近してコンパクトに打った、技ありの右フックでとどめを刺しました。
少し体が硬そうで、パンチをもらった時の耐久力に不安を残しますが、パワーと体幹の強さは十分それを補って余りあり、という気がします。
中日本の中村祐斗との一戦は楽しみなカードですね。
上田隆司 2RTKO 竹内周
Sフェザー級4回戦
(出典:スカイA)
上田は右利きのサウスポー。いち早く左ストレートの距離とタイミングをつかみ、2ラウンドにはその左が面白いようにヒットします。
このラウンドの途中で、竹内の右目から出血が見られました。
(この左を再三もらい、竹内が右目をカット)
2分過ぎにドクターのチェックが入り、上田のパンチによるものと裁定され、負傷による上田のTKO勝ちとなりました。
ガードが低く、少し変則気味ですが、ディフェンスの勘がいいので、竹内のパンチをまともにもらうことはありませんでした。
これで6戦全勝1KO、23歳。左のパンチにもう少し威力があれば申し分ないですね。