「わしボク」がちょっと気になったボクサー 西日本新人王決勝

[pc][/pc] [mobile]
[/mobile]

目次

富田大樹 判定 龍虎慎太郎

ミニマム級4回戦(2016年9月11日)

f:id:stonemeintothegroove:20161011112000j:plain

(出典:スカイA)

富田は構えも良く、何よりサウスポーを全く苦にしません。

4回戦クラスでは絶対にサウスポーが有利なんですが、富田は見事にサウスポー攻略のお手本のようなボクシングを見せてくれました。

初回から、距離をしっかりつかみ、面白いように右ストレートをヒットさせていました。一方の龍虎は距離がつかめずパンチが空転。

富田は左ボディもうまいですね。

龍虎も3勝無敗でしたが、この二人の実力差はかなりあったように思います。

富田は6勝無敗1KO。4ラウンドは少しスタミナ切れでしたが、最後にラッシュを見せた気持ちの強さは大したものです。

 

 

城後響 1RTKO 里村広明

バンタム級4回戦

f:id:stonemeintothegroove:20161012113619j:plain

(出典:スカイA)

やっぱりKOはいいですね。

城後はこのクラスでは破格のパンチ力があります。

この勝利で3戦全勝3KO、22歳。

最初のダウンは右を引っ搔けて倒した感じですね。

f:id:stonemeintothegroove:20161012113853j:plain

しかし、2度目のダウンのワンツーストレートはきれいなパンチでした。

f:id:stonemeintothegroove:20161012113953j:plainf:id:stonemeintothegroove:20161012113944j:plain

(ワンツーのお手本のようなパンチでした)

そして最後の右フックは、これまた秀逸でした。

接近してコンパクトに打った、技ありの右フックでとどめを刺しました。

少し体が硬そうで、パンチをもらった時の耐久力に不安を残しますが、パワーと体幹の強さは十分それを補って余りあり、という気がします。

中日本の中村祐斗との一戦は楽しみなカードですね。

 

上田隆司 2RTKO 竹内周

Sフェザー級4回戦

f:id:stonemeintothegroove:20161013111745j:plain

 (出典:スカイA)

上田は右利きのサウスポー。いち早く左ストレートの距離とタイミングをつかみ、2ラウンドにはその左が面白いようにヒットします。

このラウンドの途中で、竹内の右目から出血が見られました。

f:id:stonemeintothegroove:20161013112521j:plain

(この左を再三もらい、竹内が右目をカット)

2分過ぎにドクターのチェックが入り、上田のパンチによるものと裁定され、負傷による上田のTKO勝ちとなりました。

ガードが低く、少し変則気味ですが、ディフェンスの勘がいいので、竹内のパンチをまともにもらうことはありませんでした。

これで6戦全勝1KO、23歳。左のパンチにもう少し威力があれば申し分ないですね。

タイトルとURLをコピーしました