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S・ミドル級12回戦(2024年1月28日)
ハイメ・ムンギア(メキシコ)VSジョン・ライダー(イギリス)
両選手のプロフィール
ハイメ・ムンギア(メキシコ)WBC世界S・ミドル級2位・WBO1位
42戦全勝33KO、27歳 オーソドックス
身長 183cm リーチ 183cm
2018年5月、WBO世界S・ウェルター級王者のサダム・アリに挑戦し、4RTKO勝ちでタイトルを獲得しています。2019年、井上岳志に判定勝ちして3度目の防衛戦に成功し、その後、5度防衛して、タイトルを返上しミドル級に階級を上げました。2022年2月、ディトリウス・バラードを3RTKOで久しぶりにスカッと倒し、2022年6月にはジミー・ケリーを6Rに沈め、11月にも3RKOと3連続KO勝利。そして、さらにS・ミドルに階級を上げて、2023年6月にセルゲイ・デフレヤンチェンコと対戦しましたが、大苦戦の末辛くも判定勝ち。前途多難のスタートでした。
ジョン・ライダー(イギリス)WBC8位・IBF11位・WBO9位
38戦32勝18KO6敗、35歳 オーソドックス
身長 175センチ リーチ 183センチ
2019年5月にビラル・アカウェイとWBA暫定世界S・ミドル級王座決定戦を行い、3RTKO勝ちで王座を獲得。2019年11月にカラム・スミスと王座統一戦を行い判定負けで王座を失いました。2022年11月にザック・パーカーとWBO暫定世界S・ミドル級王座決定戦を行い、5RTKO勝ちでタイトルを獲得しました。2023年5月にカネロ・アルバレスと4団体世界S・ミドル級王座統一戦を行い、大差の判定負けで、WBO暫定王座を失いました。
展開予想
ムンギアのS・ミドル級転向初戦は、ひどい出来でしたね。ガードは甘く攻撃も雑で、中盤はKO負け寸前のピンチがありました。ムンギアが同じボクシングを展開するのであれば、しぶといラーダーを倒すのは無理でしょう。ライダーのアップセットも考えられますよ。
試合展開
今日のムンギアは慎重なスタートを切りました。2ランドにワンツーでダウンを奪い、4ラウンドにカウンター気味の左ストレートで2度目のダウンを奪いました。しかしその後はライダーも粘り、ムンギアも攻めあぐねます。そして、9ラウンドに左フックでダウンを奪い、連打で2度目のダウンを奪ったところで、セコンドからギブアップの申し出があり、ムンギアの9ラウンドTKO勝ちです。
身体が柔らかく、ダメージを回避する力のあるムンギアは、強引な攻めでも十分対応できますね。出来ればネームバリューのある相手との対戦を見てみたいと思います。
セミファイナルはWBOミニマム級王座防衛戦
オスカー・コラーゾVS レイネリス・グティエレス
オスカー・コラーゾ(プエルトリコ)WBO王者
8戦全勝6KO、27歳 サウスポー
身長 157センチ リーチ155センチ
2022年7月にビッグ・サラダールと対戦し判定勝ち。2023年1月にユデル・レジェスに5RKO勝ちして挑戦権を獲得しました。2023年5月にWBO王者のジェルサレムに7R終了TKO勝ちでタイトルを獲得しました。2023年8月に6RTKO勝ちで初防衛に成功しています。
レイネリス・グティエレス(ニカラグア)WBO10位
11戦10勝2KO1敗、28歳 オーソドックス
身長 157センチ リーチ 151センチ
その他の詳細は不詳です。
展開予想
予想をするにも、挑戦者がどんな選手なのかわからないので、何とも言えませんが、コラーゾの勝利は間違いないでしょう。KOシーンも十分考えられます。
試合展開
3ラウンド中盤にコラーゾが左右の連打でグティエレスぐらつかせると、さらに連打を畳みかけ、左フックでダウンを奪いました。立って来たグティエレスをロープに詰めて左右のパンチを打ち込むと、レフリーが試合をストップしました。3ラウンドTKO勝ちで2度目の防衛に成功しました。
「わしボク」の独り言
芸能界の不祥事やトラブルは、一般人には全く関係ない事柄で、ほんとにどうでもいいです。週刊誌はともかく、テレビでこんな下らんことを放送しないでほしいですね。能登の人が泣いていますよ。