来年2月に辰吉丈一郎さんの映画が公開されるそうですね

まだ引退していない!辰吉丈一郎

日本では37歳になると、現役を引退しなければなりません。

ただし、その時点でJBC公認のチャンピオンであれば、その期間は現役を続行できるはずです。世界ランカーや東洋太平洋ランカーも続行できたかな?

いずれにしてもこれは特例ですね。基本は37歳で自動的にライセンスが停止になります。

そういえば、40歳に延長するという話も聞きますね。

とにかく、辰吉さんはまだ引退していません?

 

気になる2試合

以前に辰吉さんについては、ブログを2本書いています。

 

www.boxing-blog.com

 

 

www.boxing-blog.com

 

そこでは触れていませんが、とても記憶に残っている試合があります

 

一つは、シリモンコン・ナコントンパークビューに勝って、3度目のWBC世界バンタム級タイトルを手に入れた後の2度目の防衛戦です

相手は世界1位のポーリー・アヤラ。このとき25戦全勝でした。

そして負傷判定ながら初黒星をつけたのが、辰吉さんです。(1998年8月)

 

f:id:stonemeintothegroove:20151025113024j:plain

25戦全勝11KOのアヤラ

 

底力をみせた試合

1ラウンドはアヤラのパンチを不用意にもらい、不安なスタートを切りました。

しかし2ラウンドに入ると若干ペースを握った感じで、相手との間合いを見切ったような感しがしました。いいジャブを打っていましたね。

f:id:stonemeintothegroove:20151025113141j:plain

アヤラは顔が小さく、なかなか的を絞らせてくれません

 

2ラウンドの2分30秒過ぎには、全盛期の辰吉さんらしい、小気味よい攻めが見られました。

ただ、ガードは依然下げたままです。いくら距離を見切っていても、世界のトップクラスが相手では絶対にパンチをもらってしまいます。

それほどスピードのないアヤラのパンチは、そのほとんどが空を切っていましたが、時折クリーンヒットします。ホント、ヒヤッとしますね。

 

4ラウンドには辰吉さんが得意の左ボディを放ちますが、アヤラは顔が小さく、スピードはないものの、顔面にはまともにパンチを喰いません。

 

偶然のバッティングで辰吉さんが目を切った6ラウンドは、アヤラが攻勢に出てきたラウンドだけに、当時の正直な感想は「ストップになって良かった」。12ラウンドやってたら負けてかもしれませんね。

 f:id:stonemeintothegroove:20151025112716j:plain

6ラウンド、目の傷でストップされそうになり続行をアピールする辰吉さん

私の採点ではWBCルールの減点1ポイント分、辰吉さんの勝ちかな。

 

アヤラは後のWBA世界バンタム級王者

アヤラはその後すぐジョニー・タピアに勝ってWBA世界バンタム級タイトルを手にし、3度防衛しています。

生涯に3敗してますが、その1敗が辰吉さんに喫したもの。あとの2敗はなんと、エリック・モラレスとマルコ・アントニオ・バレラです。

すごい顔ぶれですね。

 

再起戦でKO勝ち

辰吉さんはこの後、ウィラポン・ナコンルアンプロモーションに連敗しました。

 

そして再起戦で元WBA世界フライ級チャンピオン、日本でもおなじみのセーン・ソー・プルンチット(タイ)と対戦し、なんと6回KO勝ちしています

辰吉さんらしさが満載の試合でした。

「まだやれれるやん」て思わせるほど、足の運びもパンチのキレも全盛期並みの試合でしたね。

 

しかし、これが辰吉さんのボクシングとしては最後の試合だったと思います。

No tags for this post.

4 Comments

評論家

私は辰吉丈一郎の大ファンです
私は日本で最も人気と才能のあったボクサーは辰吉だと思っているくらい筋金入りの辰吉信者なのですが(汗)この映画の話はわしボクさんのブログで初めて知りました(汗)これはファンとしてチェックしなければ・・・
辰吉選手と戦った相手で一番強かったのはアヤラですかねえ・・・
世界的強豪を相手にした(ジョニータピアは殿堂入りしてもおかしくない強豪選手、モラレス、バレラは話すまでもない超一流)試合の一つだったと思うのですがこの試合きわどいですが辰吉のスピードが優っていた、という意見に賛成したいですね。フルラウンドやっていたら?アヤラは当時のバンタム級ではパーフェクトに近いトータルファイターで心身のスタミナも十分。辰吉の一瞬緩むような悪癖?が出て終盤KO負けもあるか・・・アヤラのような超一流は底を必ずついてくるでしょう・・・しかしそれを呼び水に長谷川穂積に劣らない天才的なカウンターで逆に倒す期待も・・・つくづくあの試合が負傷判定で終わったことは残念・・・
そしてここまで煌めきを見せた天才辰吉が引退を撤回し現役を続けることはどうなんだろう・・・ご子息のバックアップに専念すべきだと思いますねえ・・・命が危ない・・・かすかにあの天才的で情熱的なボクシングを期待して、そして辰吉という無二の才能が過去のものになってしまったさみしさもあるのですが・・・

返信する
stonemeintothegroove

評論家さん、いつもコメントありがとうございます。
私も不思議と一番印象に残っているボクサーは辰吉さんです。
あれほどボクシングファンを熱狂させた人はいませんね。まさにボクサーになるために生まれたような天才です。
アヤラの試合は地味ですが、辰吉さんの才能を再認識させられた感動の一戦です。
今後ともよろしくお願いします。

返信する
評論家

こちらこそいつも楽しく読ませていただいております(笑)
辰吉のようなボクサーはもう現れないかもしれないですね・・・
というのも最近は名ウェザーのような糞つまらんボクシングにポイントが行くという基地外のような採点基準が世界中に横行しているので・・・相手のパンチかわしながら軽打を当てて逃げるを繰り返すだけでポイントが来る。もちろん消極性や公然とした反則へのチェックや減点は一切なし・・・インファイトをクリンチで潰す・・・バッティングや体当たり、ローブローやラビットパンチにも甘々のレフェリング、ホーム選手を公然と贔屓するような審判。これをすべて利用したのがメイウェザーの不敗(腐敗?)伝説のからくり・・・
辰吉にも人気にあやかろうとする汚い大人の存在があった。辰吉は優遇されてるとか叫ぶアンチもたくさんいた・・・しかしそんな批判もリングのパフォーマンスで黙らせる・・・アリに通ずる本物のエンターテイナーの証明です。
余談ですがこのアウトボクサー(と言ってはいけないほど消極的ではあるが)贔屓のラスベガス判定を最もうまく利用していたのが井岡一翔と亀田興毅ですね。亀田や井岡の名ウェザーの猿まねはおなか一杯ですわ。井岡もやる気ないならさっさと引退していいよって感じですね(笑)判定の巧いボクシングはもうたくさんなので。

返信する
stonemeintothegroove

「基地外」なるほどうまい漢字ですね。
こんど使わさせてもらいます!
私が今どうしても許せないボクサーはアムナット・ルエンロンとプンルアン・ソーシンユーです。この二人はまさに基地外のようなボクシングをします。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です