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辰吉寿以輝VS三瓶一樹
フェザー級4回戦(56,5キロ契約)2016年3月27日
(出典:読売テレビ)
B級昇格をかけて臨んだ第4戦の相手はなんと11㎝も背が高く、「辰吉は懐に入って強打を当てられるかどうか」が勝負の分かれ目となりそうだとみられていました。
そして、予想通り、三瓶は長いジャブで辰吉の接近を許しません。
時折、飛び込んでパンチを振るいますが、どうしても距離が合いません。
三瓶のパンチは見えているようですが、距離が遠くて自分のパンチも当たりません。
(時折、ボディや左ジャブをヒットさせていましたが、手数が少なすぎます)
3ラウンドは三瓶のジャブで完全に試合をコントロールされていました。ただ三瓶の右は腰が引けていて、ほとんどヒットしません。
4ラウンドは奮起した辰吉が少し積極的に連打を放ちますが、三瓶のジャブに阻まれ、クリーンヒットを放つことが出来ません。
(最終ラウンドに連打を放ちますが、距離が合ってなく、クリーンヒットを奪えません)
結局、辰吉は最後まで自分の距離で試合ができず、またお互いに効果的なパンチもなく試合が終了しました。
(憮然とした表情で結果を待つ辰吉丈一郎さん)
判定は2-1(39-38、39-38、38ー39)で辛うじてB級昇格を果たしました。
56、5キロはやはり少し重いのかな。Sバンタム級で戦った方がいいような気がします。もう少し絞れば、体の切れやパンチのスピードも出てくるかもしれません。
パワーはありそうですが、やはり技術はまだまだですね。KOにこだわらず、こういう背の高い選手やサウスポーとの対戦で経験を積むことが何より大切です。
これからも、最低でも1年に4試合のペースで試合をこなしてほしいと思います。
中澤奬(日本Sバンタム級7位)VSテイル・渥美(ワタナベジム)(渥美)
フェザー級8回戦(56,5キロ契約)
この日のメインのカードです。しかし、8戦全勝の中澤がまさかまさかの4ラウンドTKO負け。2分10秒。恐るべしワタナベジムですね。
テイル・渥美はこれで11戦10勝4KO1敗。
そういえば、辰吉Jrの相手の三瓶一樹もワタナベジムですね。
池永(池水)達也VSジョナス・スルタン(フィリピンSフライ級チャンピオン)
Sバンタム級8回戦
アンダーカーで登場した大帝拳のホープ池永(池水)も2ラウンドTKO負け。
池永(池水)にはちょっと荷が重い相手だったかもしれません。
池永(池水)はこれで14戦12勝5KO2敗。
中澤と池永(池水)の試合の詳細は4月2日に日テレG+で放送されますので、後ほどご報告します。