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◆アクセル住吉は不思議な選手
OPBF東洋太平洋ライト級タイトルマッチ
中谷正義VSアクセル住吉
アクセル住吉はタイトル戦のときOPBF東洋太平洋ライト級8位と紹介されていましたが、ボクシングマガジン5月号を見る限り、OPBFどころか日本ランキングにも入っていません。どういうことなのでしょうね。
どんな相手と対戦しているのかわかりませんが、戦績8戦4勝1KO3敗1分はお粗末です。
おそらく、アマチュア実績があるので、6回戦あたりからデビューしているのでしょうが、それにしても不思議です。
◆Sフライ級の石田匠タイプ
中谷は、石田によく似ていますね。同じ井岡ジムで背が高いボクサーなので、似てくるのは仕方がないというかむしろ自然なのかもしれません。残念ながら二人とも線が細く、とても世界では通用しそうにないと思いました。石田はSフライ級なのでまだチャンスがわずかでも残っていそうですが、中谷は絶対無理ですね。
◆ガードが甘い
序盤こそ、左ジャブをついて、住吉を中に入らせず、右のカードもしっかりしていました。そして、中盤に攻勢に出て、住吉に連打を浴びせましたが、残念ながらパンチが非力で相手にダメージを与えることができず、逆に自分が打ち疲れてしまいました。
6回にはガードが甘くなったところに住吉のパンチをもらい、結構効いてしまったようです。体が硬いのかとにかく柔らかい身のこなしができず、打たれ弱さを露呈してしまった感じです。この程度の相手に苦戦するようでは話にならないですね。
◆ボディブローで立て直すが
後半からボディブローを多用するようになりました。特にボディアッパーは効果があったようですね。
完全に住吉の手数が少なくなり、スタミナ切れのチャンピオンを追い込むことができません。
中谷もKOを狙って攻めますが、いかんせん手数が少なく、パンチも非力で相手に深刻なダメージを与えることができず12ラウンドのゴングが鳴りました。
中谷は、WBC世界ライト級チャンピオンのホルヘ・リナレスとやったら秒殺されるでしょうね。
◆ライト級最新情報
ところで、アメリカで5月1日(日本時間5月2日)にWBOの世界ライト級王座決定戦をやる粟生隆寛の相手、レイムンド・ベルトランは
前日計量をパスできず、失格になったそうです。
試合は予定通り行われますが、粟生が勝てばもちろんチャンピオン、しかしベルトランが勝っても王座は空位のままになります。
粟生にほんの少し光明が差しましたね。
・・・2015年5月2日追記・・・
粟生は結局負けてしまいました↓