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村田諒太(帝拳)VSスティーブン・バトラー(カナダ)
WBA世界ミドル級タイトルマッチ(2019年12月23日)
村田は、17戦15勝12KO2敗、33歳。
今年の7月、ロブ・ブラントとの再戦で見事リベンジを果たし、タイトルを取り返しています。
バトラーは、30戦28勝24KO1敗1分け、24歳。WBA8位。
WBAでは8位ですが、WBOでは1位にIBFでも8位にランクされていますので、決して侮れない相手です。2017年にブランドン・クックにTKO負けしてからは、10連勝(9KO)中です。
予備検診
バトラーは、リーチが2メートルという触れ込みでしたが、予備検診では、両選手とも190㎝でした。
身長 リーチ 胸囲 首回り
村田 183,5cm 190㎝ 97㎝ 39㎝
バトラー 181,8cm 190㎝ 91㎝ 39㎝
まあ、測り方によって誤差もあるでしょうから、体格ではほぼ互角と言っていいでしょうね。
試合経過)
1R)村田が前に出る
村田が前にでます。村田の右ストレートがヒット。村田の左ボディ!しかし、バトラーも長いワインツーで応戦してきます。
2R)バトラーは打ち終わりを狙う
村田はそれほど攻勢をかけません。バトラーは村田の打ち終わりを狙っています。村田の右ボディに対して、バトラーは右ストレートを返してきます。なかなか、やりますね。
3R)村田がプレッシャーを強める
村田が前にでます。左ジャブから右ストレートを放ちます。少し村田がプレッシャーを強めます。右アッパーから一気に攻勢をかけます。終盤、村田が右の連打でバトラーを追いつめます。
4R)バトラーは手数で応戦
村田がプッシャーをかけます。しかし、バトラーは手数で応戦してきます。村田の打ち終わりにパンチをうまく返してきます。終盤、村田が右のフックで追いつめました。
5R)村田の右フックでぐらつく
村田が左ジャブで前に出ます。村田が右フックを打ち込みます。バトラーもボディワークで、パンチをうまく殺しています。
そして、ラウンド終盤、村田が連打をたたみかけ、残り20秒、右フックでバトラーの体がぐらつき、チャンスと見た村田が左右のパンチで追い打ちをかけます。
そして、コーナーに詰まったバトラーの顎を、会心の左フックがヒットし、バトラーはコーナーに沈むようにダウン。すぐにレフリーが試合をストップしました。

5RTKOで村田が初防衛に成功
さあ、次はどうするのでしょうね。カネロ?ゴロフキン?なかなか実現は難しいと思いますよ。でも、勝敗は別にして、多くのファンは対戦を望んでいるでしょうね。