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(注:2015/8/5追記)
ベルトがメイウェザーの最後の相手に決まったようです。
詳細はこちらの記事をどうぞ↓
◆ベルト・・・元メイウェザー2世
WOWOWエキサイトマッチ観戦記・19・・・WBA世界級暫定王座決定戦。アンドレ・ベルト(元メイウェザー2世)VSホセシト・ロペス。
ベルトは全勝街道を突っ走っていたとき、メイウェザー2世と騒がれたものです。
ところが、2011年にビクター・オルティスにダウンの応酬の末、判定負けしてから、体の硬さと打たれもろさを露呈し、その後低迷することになります。
決定的だったのは、2年前の2013年に生き残りをかけたサバイバルマッチでヘスス・ソト・カラスにKO負けしたことです。
メイウェザー2世どころか選手生命さえ危ぶまれる痛恨の敗戦でした。
◆崖っぷちのベルト
ホセシト・ロペスは2012年にオルティスに勝っています。
単純に考えれば、ロペスの方が強いことになりますが、そうはいかないのがボクシングです。
ベルトも世界への最後のチャンスともいえます。ここで簡単に負けるわけにはいきません。
まさに崖っぷちです。
◆何とか世界に復帰
試合は一進一退、ペースの取り合いで、さすがオルティスに勝っただけあって、ロペスの実力も侮れません。5回までは私はイーブンでしたが、公式スコアではロペスに分があったようです。
たしかにベルトはやりにくそうで、いつものように肩をがちがちに怒らせて打つ「筋肉ジャブ」もなかなか届かず、ロペスにあしらわれて、長期戦の様相を呈してきました。
ところが突然終焉がやってきます。5回にベルトの右の打ちおろしパンチが予想以上に効いて、2度目のダウンでレフリーがストップ。これが早すぎると観客からはかなりのブーイングがあったそうです。
◆前途多難
これで、ベルトはWBA世界ウエルター級暫定チャンピオンを獲得しました。
しかし、今回の試合内容を見ると、前途多難ですね。あの「がちがち」のファイティングポーズ、モリモリの筋肉はボクサーの体つきではありません。
ジョー小泉さんが「筋トレの後にもっとスレッチをやって筋肉を柔らかくする必要がありますね。とにかく筋トレのやりすぎなんですよ」というように、いかにも体が硬そうで、筋肉が邪魔してストレートが伸びてないし、打たれて弱いのは隠しようがありません。
パンチがあるのは認めますが、世界の一線級との対戦では、生き残りは難しそうですね。