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ライアン・ガルシア(アメリカ)VSフランシスコ・フォンセカ(ニカラグア)
ライト級12回戦(2020年2月15日)
ガルシアは、19戦全勝16KO、21歳。178cm(リーチ178cm)。WBA2位。
ロメロ・デュノを1Rで秒殺した、全世界注目のスーパールーキーです。
フォンセカは、29戦25勝19KO2敗2分け、25歳。171cm(リーチ177cm)。
2敗はいずれも世界戦です(2017年、ジャーボンテイ・デービス 8RKO負け。2018年、テビン・ファーマー 判定負け)。ライト級へ階級を上げ、世界戦線再浮上を狙っています。
試合経過)
ガルシアは、デュノに引き続き、難敵を選びましたね。フォンセカもなかなかの強打者です。この相手を簡単に倒すようですと、ワシル・ロマチェンコもうかうかできませんよ。
圧巻の左フック一発
ガルシアが前に出て、フォンセカは下がりながら左ジャブで距離をとります。ガルシアの左ジャブがヒット。そして、さらに左フックでフォンセカの腰が落ち替えます。
開始1分、フォンセカの右に合わせて、ガルシアが左フックをカウンターで放つと、フォンセカは大の字になってダウン。完全に気を失って、レフリーはすぐに試合をストップしました。わずか80秒、まさに秒殺でした。
「わしボク」の節穴の「目」
今回から、ブロクの最後に、「わしボク」の感想みたいなものを書いてみることにしました。例のよって見当違いな解説をするかもしれませんが、何卒ご容赦ください。タイトルは変わるかもしれません。
まずは感想
いや~、それにしてもガルシアの左フックは強烈でしたね。最初の左フックでフォンセカの腰が落ちかけ、さらに左フックをカウンターで決めると、まさに大の字になって倒れました。
先にフォンセカが右を放ちましたが、それを避けるようにして、絶妙のタイミングで左フックを打ち抜いています。ディフェンスも抜群で、パンチはスピードも威力も桁外れでしたね。
リナレスVSガルシア
アンダーカードのに登場したホルヘ・リナレスのKOも見事でしたが、それを上回る圧巻のKO劇でした。リナレスに対抗して、力んでパンチが空回りするかな、と危惧しましたが、「わしボク」の想像をはるかに上回るスーパールーキーでした。この二人は年内に激突するかもしれませんね。タイトルマッチよりはるかに魅力的なカードですよ。
スピードは互角、ディフェンスのうまさも互角、でもパンチ力は圧倒的にガルシアに軍配が上がりますね。それと、ボディワークの柔軟さが違います。リナレスは体が硬いですね。序盤で、ガルシアが倒すと思いますよ。