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アメリカのトップランク社と契約
WBSSで優勝した井上尚弥が、ボクシング界最大手のトップランク社とプロモート契約を締結しました。予定では、来年は、アメリカで2試合、日本で1試合行うことになっているようです。
問題は、目と鼻の2か所の骨折が判明したことです。この完治が遅れると、予定されていたスケジュールも大幅に変更になるでしょうね。
それはともかく、ドネアと大熱戦を演じたおかげで、対戦オファーが殺到しています。モテモテの尚弥です。おそらく、「ドネア戦で井上の弱点が見えた」と思ったのでしょうね。
バンタム級は超激戦区
もっとも強敵?ルイス・ネリ
悪童ルイス・ネリの次戦が気になりますね。11月23日、井上尚弥に準決勝で敗れたエマヌエル・ロドリゲスと対戦します。この勝者がWBC王者のノルディーヌ・ウバーリに挑戦することになっています。
ネリVSロドリゲスは、なかなか興味深い対戦ですね。「わしボク」には全く展開が読めません。しかし、ロドリゲスにとっては、世界戦線に残れるかどうかの、正念場となりますね。おそらくネリが勝つでしょう。
ウバーリVSネリもぜひ見たいカードですし、これでWBCの頂点が決まります。「わしボク」おそらくネリが勝つと思っています。体重超過と薬物疑惑があったとはいえ、あの山中慎介さんを2度も倒した悪童ですからね。
次の相手で一番可能性が高いのは、ゾラニ・テテ
WBO王者のゾラニ・テテは、WBSSの準決勝にけがで出場できませんでした。世界最短KO記録(11秒)をもつテテは、井上にとって一番やり難い相手でしょうね。基本的には、長いリーチを使って距離をとり、自分を安全圏に置いて、無難に判定勝ちするボクシングスタイルですが、28勝のうち21KOと、パンチ力もある厄介な相手です。
ウバーリもテテもネリも、井上との対戦を熱望しています。三人とも、「井上の弱点を見つけた。私なら勝てる」と自信満々です。しかし、ウバーリはWBCの防衛戦があります。
開催地は、ウバーリが相手なら、恐らく日本で行われることになるでしょうね。テテやネリならアメリカが濃厚です。
ギジェルモ・リゴンドーも対戦を希望
ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が体重をバンタム級(2位)に落として、WBA1位のリボリオ・ソリス(ベネズエラ)と、WBA王座決定戦を行います。
リゴンドーも井上との対戦を熱望しています。リゴンドーが好戦的なボクシングスタイルで対戦するなら、井上の勝利は濃厚ですが、マイペースボクシングを貫かれると、ちょっと厄介ですね。
比嘉大吾が帰ってくるぞ
体重超過の処分が解けた比嘉大吾が、最新のWBCのランキングでバンタム級7位にランクインしています。ずっとフライ級で戦ってきた比嘉が、バンタム級でどこまで通用するのかは、未知数ですが、楽しみな選手が帰ってきました。復帰戦が、待ち遠しいですね。
バンタム級のトップボクサー
激戦区のバンタム級のトップボクサーを、改めてご紹介しておきましょう。「わしボク」の勝手な選択です。
井上尚弥(大橋)19戦全勝16KO、26歳。165㎝ WBAスーパー・IBF王者
ルイス・ネリ(メキシコ)30戦全勝24KO、24歳。165㎝ WBC1位
ゾラニ・テテ(南アフリカ) 31戦28勝21KO3敗、31歳。172㎝ WBO王者
ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)21戦19勝13KO1敗1NC、39歳。162㎝ WBA2位
ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)17戦全勝12KO、33歳。163㎝ WBC王者
ノニト・ドネア(フィリピン)46戦40勝26KO6敗、36歳。171㎝ WBC4位
エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)20戦19勝12KO1敗、27歳。168㎝ WBC3位
リボリオ・ソリス(ベネズエラ)32戦25勝11KO5敗1分け1NC、37歳。163㎝ WBA1位
ジョンリール・カシメロ(フィリピン)31戦27勝18KO4敗、30歳。163㎝ WBO暫定王者
井上拓真(大橋)14戦13勝3KO、23歳。164㎝ WBC5位
比嘉大吾(白井・具志堅)16戦15勝15KO1敗、24歳。161㎝ WBC7位
栗原慶太(一力)19戦14勝12KO5敗、26歳。172㎝ IBF9位