竹迫司登がダイレクトリマッチでKO決着 VS加藤収二

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竹迫司登(ワールドスポーツ)VS加藤収二(中野サイトウ)

(出典:日テレG+)

日本ミドル級タイトルマッチ(2019年8月3日)

竹迫は、11戦10勝10KO1分け、28歳。

今年3月に挑戦者の加藤に大苦戦。辛うじて引き分けでタイトルを死守しました。世界を目指す竹迫としては、ここで躓いているわけにはいきません。はっきりとKOで決着をつけて、力の差を見せ付けたいところです。

加藤は、13戦10勝6KO1敗2分け、28歳サウスポー。日本1位。

タイトル獲得まであと一歩と迫りましたが、無念の引き分けでベルトを手にすることが出来ませんでした。

試合経過)

1R)

お互いジャブの突き合いです。じわじわと竹迫がボディブローを放ちながら、前に出てきました。竹迫が右を上下に打ち分けながら、加藤をロープに追いつめます。今回は竹迫が1回から積極的に攻めていますね。左のボディブローも強烈です。加藤が一方的に攻められています。

2R)

この回も竹迫がボディブローを放って、積極的に攻めます。おそらくサウスポー対策として、竹迫は距離を詰めて、右のパンチを多用しているのでしょうね。この距離では加藤のパンチが生きてきません。

竹迫のボディブローが的確にヒットしています。そして距離を詰めて、右ストレートを加藤の顔面に叩き込みます。竹迫が手数で圧倒しています。加藤はまだ、ほとんど手が出ません。結構いいパンチが当たっていますが、さすが加藤はタフですね。

3R)

さあ、完全に倒しに行っている竹迫ですが、やや疲れた竹迫に加藤がようやく自分のペースと取り戻しつあります。しかし、中盤、竹迫の強烈な右ストレートがヒット。やはり手数では竹迫が上です。ただ、右のパンチはまだちょっと力みが感じられます。

4R)

少しペースと取り戻しつつある加藤が右ジャブを突いて、攻勢に出ます。しかし、竹迫は執拗にボディを狙います。ただ、序盤のキレはなくなってきた感じがします。

竹迫のコンパクトなパンチが、加藤の顔面、ボディを的確にとらえます。ラウンド終盤も、竹迫のパンチをかなりもらう加藤ですが、心は折れません。

5R)

竹迫も、これだけ打っても倒れない相手は初めてでしょうね。この回も竹迫の右が何度も加藤の顎をとらえます。

ところが、強引に攻めた竹迫に加藤の右フックがカウンターでヒットし、竹迫の動きが止まります。

(加藤の右がカウンターで竹迫の顎をとらえます)

これは効いた。加藤がもうラッシュで追い打ちをかけますが、竹迫は体を寄せてクリンチで逃げます。終盤はまた竹迫が、反撃に転じます。

6R)

竹迫がまた、加藤をロープに詰めて連打を浴びせます。しかし、加藤も時折パンチを返し応戦します。竹迫はかなり疲れてきましたが、的確にパンチをヒットするのはやはり竹迫です。ただ、前半に比べると手数は減っています。

7R)

竹迫がまた強めにプレッシャーをかけます。しかし、加藤も粘り強くこれに応戦します。そして、中盤、加藤のコンパクトパンチが竹迫の顔面をとらえます。やや効いたか。終盤は竹迫が反撃しますが、ややパンチが流れて的確にヒットしません。

さあ、いよいよ8Rです

竹迫の動きにキレが戻っていき感じです。前に出るのは竹迫ですが、スタミナは加藤の方が残っているように見えます。竹迫が左ボディから攻め立てます。接近背の打ち合いは、お互いにパンチをもらっていますね。ここからはまさに消耗戦です。しかし、竹迫の手は止まりませんね。さすがです。そしてラウンド終盤、竹迫が連打を畳みかけると、ついに加藤がダウン。

(この左はゴング後のパンチだったような)

しかし、これはゴング後のダウンとみなされ、問題の8ラウンドが終了しました。

しかし、加藤陣営はここで棄権のを申し出で、竹迫が8RTKO勝ちで、タイトルを防衛しました。

今日の加藤は、先手を取られ後手後手に回ったのが敗因でし ょうね。しかし、加藤のタフネスは素晴らしいです。それを倒した竹迫の今後に期待しましょう。

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