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ハイメ・ムンギア(メキシコ)VSブランドン・クック(カナダ)
WBO世界S・ウェルター級タイトルマッチ(2018年9月16日)
(出典:WOWOW)
ムンギアは、30戦全勝25KO、21歳。
5月にサダム・アリからタイトルを奪って、わずか4か月で早くも2度目の防衛戦を行います。
初防衛戦から2か月も経っていません。しかも、12ラウンドフルに戦っての判定勝利です。
”超新星”ハイメ・ムンギアが元チャンピオンにダウンを奪って完勝 VSリアム・スミス
彼にとっては、試合はスパーリングみたいものかもしれませんね。
クックは、21戦20勝13KO1敗、32歳。WBO3位。
戦績は立派ですが、名のある選手との対戦はほとんどありません。
身体能力が違いすぎる
ムンギアの方が一回り大きく見えます。
しかし、パワーはけた違いでした。でも、相変わらず試合中も口は開けたままです。
徐々に身体が温まってきたムンギアは、初回からパワフルなパンチでクックを攻め立てます。
2分過ぎには、右ストレートがクックの顔面をとらえ、クックは大きく体勢を崩します。
(パワフルな右ストレートをクックに叩き込む)
そこから、ムンギアが連打を畳みかけ、クックをコーナーに詰めて、得意の左ボディブローでクックの腰が折れます。
早くもクックはダウン寸前のピンチに陥りますが、何とかゴングに救われます。
もう、身体能力が違いすぎますね。
2ラウンドは、クックが接近戦に活路を見出そうとしますが、すぐにムンギアのパワーに突き放されます。
コーナーに詰めて、ムンギアがパワフルなワンツーを叩き込みます。
ラウンド終盤には、また、ムンギアの連打にさらされ、ゴングに救われます。
最後はパワーでねじ伏せる
3ラウンド、勝負に出た感じのクックが、接近戦でムンギアに迫ります。
しかし、あっさりとムンギアのパワーに突き放され、コーナーに詰まってムンギアの連打にさらされます。
最後は押しつぶされるようにダウン。
(コーナーに詰めてムンギアが連打を叩き込みます)
何とか立ってきたクックに、ムンギアが襲い掛かります。
最後は左ボディブローのダブルで防戦一方になったクックを、レフリーが救いました。
(ムンギアの左ボディフックは相当威力がありますね。)
3RTKO勝ちで、ムンギアが2度目の防衛に成功しました。
「わしボク」の希望としては、ミドル級に上げる前に、ケル・ブルックと対戦してほしいですね。