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とりあえずルシアン・ビュテから
IBF世界Sミドル級タイトルマッチ
ジェームス・デケイル(イギリス)VSルシアン・ビュテ(カナダ)
(出典:WOWOW)
この日のメインはデケイルVSビュテでしたが、私は個人的にどっちが勝ってもどうでもいい試合でした。
ビュテは久しぶりですね。カール・フロッチに痛烈なKO負けを喫してから低迷してましたが、まだ引退してなかったようです。
しかし、往年のビュテの左アッパーはもう見ることはできませんでした。
完全にデケイルがスピードと距離を支配し、ビュテの左はかすりもしません。
後半になってようやく失速したデケイルにビュテが攻勢をかけますが、往年の左はクリーンヒットすることなく、終盤の攻勢もデケイルの一枚も二枚も上のスキルにかわされてしまいます。
見るべきところもない凡戦で、デケイルが試合を支配し、5ポイントぐらいの差で判定勝ち。
まさにどうでもいい試合でした。
もうイマムの敗戦がショックで
Sライト級10回戦
アミーム・イマムVSアドリアン・グラナドス
(出典:WOWOW)
まさにイマムにとっては調整試合だったのでしょうね。
初回にイマムがダウンを奪ったとところを見ると、誰もがイマムの早い回のKOを期待したでしょう。(結果を知っていた私もこの時点では、どうして負けたの?と思いました)
いつものイマムの切れのいい左。まさかこの後のどんでん返しは予想だにしませんでした。
(出典:WOWOW)
明らかにおかしくなったのは4ラウンドぐらいから。グラナドスのパンチを不用意にもらいすぎます。それほどパンチ力があるとは思えないにしても、相手をなめているのか、とにかくいつもより被弾がが多く、「あれっ」て感じかな。
7ラウンドは明らかにイマムが失速し、先行きが怪しくなってきました。
浜田さんは「今日は勝つことが大事ですよ」とはいうものの、いつものスピードもキレもなく、「これがイマム?」と思うほどグラナドスのもみ合いに疲弊していました。
(出典:WOWOW)
そしてまさかの8ラウンド。これといってスピードもスキルもパワーもないグラナドスの、唯一の武器であるタフネスな試合運びにまさに「音を上げた」イマムが、ほぼギブアップ状態でレフリーに救済されました。
ホント、どうしたのイマム?
調整失敗?相手をなめてたの?
25歳、これで終わるとは思えませんが、この敗戦のショックは大きいですね。