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シーズン2のバンタム級の賞金総額
さすがに、もうWBSSをご存じない「ボクシングファン」はいらっしゃらないでしょうね。
シーズン1はクルーザー級とS・ミドル級の2階級で昨年秋から開催され、あとはそれぞれ決勝戦を残すのみとなっています。まあ、エントリー選手は「わしボク」的には今一つという感じでしたが、とにかく賞金総額が桁外れ!です。
総額5000万ドル(約55億円)で優勝賞金が1000万ドル(約11億円)ですからね。
そもそもWBSSが一躍有名になったのは、この「半端ない」賞金でしょう。
「わしボク」が心配しているのは、その賞金の話です。
確かな情報ではありませんが、バンタム級の賞金総額は250万ドル(約2億7500万円)、あるいは400万ドル(約4億4000万円)とも言われています。
軽量級ですから、賞金が多少、少なくなるのは考えられますが、十分の一以下というのはあまりにもひどい話ですね。
(ここからケチ臭い計算)
単純に、五分の一が優勝者の取り分とすると、50万ドル~80万ドル(約5500万円~8800万円)となります。シーズン1の11億円とはえらい違いですね。
ファイトマネーはざっくり、残りの賞金を14(7試合2選手分を均等として)で割りますと、14万ドル~25万ドル(約1500万円~3000万円)ですか。これで計算あってますよね。
バンタム級のエントリー選手は錚々たるものですよ。軽量級とはいえ、シーズン1とは比べ物にならないでしょう。
それにもかかわらず、この金額が本当なら、何とも寂しい話ですよね~
バンタム級はエントリー辞退者が出るかも
さて、この賞金の情報が本当なら、一番危惧されるのは、エントリー選手の辞退ですよね。
ライアン・バーネットはイギリスで絶大な人気を誇っています(と思います)。
リスクを冒して、トーナメントに参加するには、(仮に250万ドルとしたら)あまりにも賞金が少なすぎます。イギリスのボクシング熱は、今や世界一といっても過言ではありません。
バーネットのファイトマネーは分かりませんが、今回のWBSSの優勝賞金の方が少ない、なんてことになったら、間違いなく辞退すると思います。
ゾラニ・テテも賞金次第では、「辞退する候補」ナンバー2ですね。
そもそも、「主催者は賞金を用意できているのでしょうか」というコメントを先日いただきました。
シーズン1は、まだ決勝戦が残っていますが、ここまでで、主催者側はどれだけ資金を回収できたのでしょね。
私にはとても採算が合っているとは思えないのですが…
ボクシングを盛り上げるために、「身銭を切る」には、あまりにも高額ですよ。
開催は秋ということですから、9月か10月に一回戦、12月か翌年1月に準決勝、そして来春に決勝というスケジュールが妥当な線だと思います。それにしては、まだ、なんの正式発表もないのが、とても心配です。
これだけ盛り上がっているWBSSシーズン2。まさか今更「やめます」はないでしょうね。