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もう負けるところを見なくていい
昨年4月に内山高志がジェスリル・コラレスにKO負けした時のショックは、表現しようがありません。
しばらく何も手につかず、ブロクも休眠状態になったほどです。
私の友人は、テレビの前で呆然として、しばらく動けなかったそうです。
だから内山が再起して、コラレスと再戦すると聞いて、とても複雑な気持ちでした。
内山の試合は、ネットで先に結果を検索し、KOされているようだったら、見ないつもりでした。どうやら判定決着みたいでしたので、要所要所だけ見た次第です。
もう、倒されるところは正視できませんから。
私が試合前に一番ドキドキするのが内山の試合でした。これほどドキドキしたのは、辰吉丈一郎さん以来でしたね。
強い!けど打たれ弱い。これが一番の原因でしょう。
実は世界チャンピオンになるとは思っていませんでした
内山の試合を初めてしたのは、多分、東洋太平洋の王座決定戦で、ナデル・フセインをKOしたときだと思います。その前にもう一試合ぐらい見てるかもしれません。
「なかなかやるな」とは思いましたが、世界を獲るほどの選手とは、正直思いませんでした。
ホルヘ・リナレスを1Rに沈めてタイトルを獲得したファン・カルロス・サルガドに挑戦した時も、まさか勝つとは夢にも思っていませんでした。
リナレスはサルガドに負けるまでは、27戦全勝のスーパースター候補でしたからね。
それを12ラウンドに倒して勝った時は、もういっぺんに大ファンになってしましました。
これほど魅力的な選手は、もう二度とお目にかかれないかもしれませんよ。
一番苦戦したのは
一番苦戦したのは5度目の防衛戦で対戦したマイケル・ファナレスですね。
とにかくスピードがあって、やや小柄な、内山の苦手とするタイプです。
内山のパンチがなかなかヒットせず、逆にファナレスのパンチを浴びる始末。距離を合わすにも、その前にファナレスのスピードに全くついていけません。
とても嫌な予感がしました。
実は、バッティングで負傷引き分けになった時は、正直、「ホッと」しました。
一番強いと思わせた試合は
10度目の防衛戦でジョムトーン・チューワッタナ戦です。
ジョムトーンは内山からダウンを奪った、金子大樹に圧勝してます。今まで一番の強敵だと思いましたね。
ところがそのジョムトーンを全く問題にせずパワーでねじ伏せ、あっさり2RにKOしました。「強い!」この試合は一番感動しました。
だから、まさかこの1年後にKO負するなんて、夢にも思いませんでしたね。
ジェスリル・コラレスにそれほどパンチ力があるとは思えませんでしたし、減量も苦しんでるようでしたので、早い回であっさりKOする、下手したら1Rに倒すかも。
とにかく、勝つことしか考えていませんでしたので、最初にダウンししたときは、もう心臓が止まりそうでした。
取り合いえず、今日はこの辺で終わります。
私の嫁が、「内山さんには早く結婚してほしい。彼女はいてないんやろか」と身内みたいに心配していました。
今まで感動をありがとうございました。お疲れさまでした。