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まずは超新星、ジャーボンテイ(ゲルボンタ)・デービス(アメリカ)(IBF)
1月14日にIBF全勝の王者、ホセ・ペドロサ(プエルトリコ)をTKOで倒し、センセーショナルに王座を獲得したのがデービスです。
ペドロサは22戦全勝12KOでしたが、デービスも17戦全勝16KO。しかし、名のある対戦相手はありません。
「まだ早い」の声もある中、このフロイド・メイウェザーの秘蔵子は、ペドロサを圧倒しました。まさに、超新星の誕生です。ワシル・ロマチェンコにとっては、一番危険な相手かもしれません。
ロマチェンコはライト級に上げる前に、この超新星と対戦してほしいですね。
クラス最強はもちろんワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)(WBO)
フェザー級から階級を上げて、ローマン・マルチネス(プエルトリコ)に圧倒的な強さを見せつけ、あっさり2階級目を獲得した時のワシル・ロマチェンコは、まさに異次元のスピードを見せてくれました。
そして、ノニト・ドネア(フィリピン)をKOで破ったニコラス・ウォータース(ジャマイカ)に全くボクシングをさせずにギブアップさせた試合で、私はロマチェンコがPFP1位だと確信しました。
三浦の標的、フランシスコ・バルガスを倒したミゲール・ベルチェルト(メキシコ)(WBC)
まさかフランシスコ・バルガスが負けるとはね。
このミゲール・ベルチェルトはWBOの暫定チャンピオンでしたが、WBO正規王者のロマチェンコとの対戦を避け、WBCのバルガスに挑戦してきました。
下馬評ではバルガス有利でしたが、このベルチェルトは予想以上に強豪でした。
激闘王バルガスと真っ向から勝負し、打ち勝ちました。
WBCタイトルの挑戦権を獲得した三浦隆司
相手がバルガスからベルチェルトに変わりましたが、ひょっとしたらバルガスより難敵かもしれません。
私は、バルガスなら再戦すれば勝てるチャンスは十分あると思っていましたが、今の正直な気持ちを申しますと、三浦はベルチェルトに勝てないですね。
ベルチェルトならむしろ内山高志の方がチャンスがあるかもしれません。
内山高志に2度勝ったジェスリル・コラレス(パナマ)(WBA)
コラレスは内山高志に2度勝っていますが、私の評価はあまり高くありません。
初戦は内山の油断、2戦目は内山のトラウマ。「もう一度やる」なんていう噂もあるようですが、内山がいつものように自分の距離をしっかり掴んで、カウンターを恐れず右を叩き込めば、今度は勝てるような気がします。
内山はむしろコラレスなんかとやるより、思い切ってジャーボンテイ(ゲルボンタ)・デービスと対戦した方が力が発揮できるかもしれません。そして、勝つようなことがあれば、強い内山が蘇るなてことは、ないですかね~
WBAタイトルを返上したジェイソン・ソーサ(アメリカ)
理由はわかりませんが、ジェイソン・ソーサはWBAのタイトルを返上し、4月8日にワシル・ロマチェンコの持つWBOタイトルに挑戦するようです。
ソーサはニコラス・ウォータースに引き分けていますが、あれは完全に負けていたと思います。したがって、おそらくロマチェンコには全く歯が立たないでしょう。
まだまだいますよ!フランシスコ・バルガス&オルランド・サリド&ハビエル・フォルトゥナ&ニコラス・ウォータース
ミゲール・ベルチェルトには敗れましたが、フランシスコ・バルガスは体調が万全に回復すればまだ再浮上してくると思います。
オルランド・サリドは、ロマチェンコに唯一の黒星を付けた実力者です。十分世界を狙える実力を持っています。
ハビエル・フォルトゥナも虎視眈々とタイトルを狙っています。
ニコラス・ウォータースは一時はこのクラス最強といわれた選手です。このままでは終わらないでしょう。
そして、日本も尾川堅一、伊藤雅雪、末吉大とかなり選手層の厚いクラスです。
これからの展開がたのしみですね。