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竹迫司登(ワールドスポーツ)VSチャイワット・ㇺアンポン(タイ)
73キロ契約10回戦(2018年6月1日)
(出典:日テレG+)
竹迫は8戦全勝8KOのパーフェクトレコードを更新中の26歳です。
タフな西田光を1Rで倒し、日本ミドル級タイトルを獲得しています。
ボクシングマガジンの情報ですと、ミドル級のランカー全員に対戦を拒否されたそうです。
チャイワットは、元ムエタイチャンピオンで、現在、タイミドル級1位。
5戦4勝2KO1敗、32歳のサウスポー。
1Rから注目です
竹迫はサウスポーの相手に距離を探っているのか、少し様子を見ているようです。
チャイワットはなかなかいい体をしています。K1のブアカーオーみたいな感じです。
竹迫の軽い右にはしっかり反応しています。竹迫は、いつもほどスピードがないような気がしますね。
竹迫はちょっと右を狙いすぎかな。力みも感じられます。
左ジャブはいいですね。2ラウンド後半から、この左で距離が掴めたようです。
さらに、得意のボディ攻撃が出て、いつもの竹迫のボクシングになってきました。
そして、ラウンド終盤、右アッパーを軽く打ってガードが下がったところへ、左ボディブローを叩き込み、チャイワットから早くもダウンを奪いました。
(右アッパーでガードを上げさせ、左フックをボディに叩き込みました)
かなりダメージがあったようですが、ここはゴングに救われました。
その後も竹迫の強烈な左ボディが何発かヒットしましたが、チャイワットも粘り強いですね。
どうやら顔面へのパンチは、結構打たれ強そうです。
なかなかしぶといムエタイ王者
ペースは完全に竹迫ですが、徐々にチャイワットも手数が増えてきます。
竹迫の強打に慣れてきたようですね。しかし、ボディは効いています。
腰が引けているので、チャイワットのパンチに威力はありません。
しかし、5ラウンド序盤に、狙いすました右ストレートがきれいにヒットし、2度目のダウンを奪いました。
(右ストレートの2連発。相手のパンチをうまく外しコンパクトにヒット)
なかなかコンパクトな、技ありの右ストレート2発でしたね。
カウント8で試合再開。
その後も左ボディブローが何度も強烈にヒットしましたが、ムエタイは粘り強いですね。
この回、後半は竹迫も少し打ち疲れた感じです。
何と、6ランドまで来ましたよ。
竹迫はパンチを当てるのが上手いですね。サウスポーとの距離感もしっかりつかんでいます。
右をうまく使っています。
さすがのしぶといムエタイ王者もかなり消耗してきています。
そろそろフィニッシュか
一気に畳みかければ倒せそうですが、竹迫も序盤の動きに比べると、かなり消耗している感じです。
そしてようやく、7ラウンド終盤に竹迫がラッシュしました。
最後は左のボディブローでチャイワットが3度目のダウン!
レフリーはここで試合をストップしました。
(最後はやはりこの左ボディブロー)
なんとか、パーフェクトレコードをキープし、デビューから9連勝、9連続KOを達成しました。
本人はかなり不満そうな顔をしていましたが、随所に上手さがあり、最後はきっちり倒して勝つ、なかなか面白い試合でしたよ。
もう少し竹迫に、いつものキレがあれば、もっと早く終わっていたでしょう。
さあ、次はOPBF王者の秋山泰幸ですね。おそらく5ラウンドまでに倒すと思います。