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ジャーボンテイ・デービス(アメリカ)VSリアム・ウォルシュ(イギリス)
IBF世界S・フェザー級タイトルマッチ(2017年5月20日)
(出典:WOWOW)
デービスはフロイド・メイウェザーの秘蔵っ子中の秘蔵っ子です。
17戦全勝16kO、まだ22歳のホープです。
身長は168㎝と小柄ですが、デービスの身体能力の高さと踏み込みの速さであれば、ライト級でも十分戦えると思います。
リアム・ウォルシュも21戦全勝14KOとレコードでは負けていません。そしてランキング1位の指名挑戦者です。
スピードが違いすぎる
サウスポーのデービスに対して、ウォルシュはスイッチヒッターです。
スタートはお互いサウスポースタイルで対峙しました。
しかし、右ジャブのスピードが違いすぎましたね。
スピードについていけないウォルシュは右にスイッチしますが、今度はデービスの左ストレートが飛んできます。
2ラウンドの段階では、まだデービスは完全に左の距離があっていないようでしたが、ウォルシュの動きは完全に見切っているように見えました。
全勝の1位を叩き潰す
3ラウンドに入ると、早くもデービスはエンジン全開。
クリンチの離れ際に左フックを打ち下ろし、ウォルシュの膝が揺れます。これはかなり効いたようで、必死にウォルシュはクリンチで逃げようとしますが、容赦なく左を叩き込んでくるので、離れざるを得ません。
それを追いかけるようにデービスが、連打で襲い掛かってきます。
そして、もう完全に距離をアジャストしたデービスの強烈な左フックで、叩き潰されるようにウォルシュがダウンしました。
(左右の連打から左フックをたたきつけられ、ウォルシュは潰されるようにダウン)
ウォルシュのダメージは深刻でしたが、かろうじて立ってきました。
しかし、再開してすぐに、デービスの連打にさらされたウォルシュを、レフリーが救い出しました。
全勝でランキング1位のウォルシュでしたが、メイウェザーの秘蔵っ子には全く歯が立ちませんでした。
メイウェザーと言えば、UFCのコナー・マクレガーという人とボクシングで対戦するそうですね。残念ながら私はUFCを全く知りませんので、コメントしようがありません。
(やはりメイウェザーがリング上に上がると、デービスより目立っていました)
デービスはS・フェザー級がかなりきついようです。近いうちにライト級に上げるかもしれませんが、その前にワシル・ロマチェンコと対戦してほしいですね。
同じ階級の伊藤雅雪や尾川堅一には、このデービスはちょっと荷が重い相手でしょう。
ところで、9月9日のロマゴン&井上尚弥のダブル世界戦は、どうやらWOWOWでも放送するよな感じですね。