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ジョー・コルディナ(イギリス)VSセルゲイ・ビブ(ドイツ)
ライト級4回戦(2017年5月20日)
(出典:WOWOW)
コルディナはリオ五輪でライト級に出場し、ベスト16の成績を残しています。
2人がリング上で対峙すると、コルディナが2階級ぐらい上に見えます。
そして見た目通り、この二人の力量差は明確。プレッシャーをかけて攻めるコルディナの左フックが、かするようにビブのテンプルにヒットし、早くもダウンを奪いました。
(コルディナのかするような左フックがテンプルをとらえました)
立ってきたビブに、コルディナが襲い掛かります。
そして、右ストレートをガードの間からねじ込んで、2度目のダウン。
これは立てないですね。
コルディナの力量を測るには、ビブがあまりにも手応えがなさ過ぎて、判断しかねますね。まあ、イギリスのボクサーらしい感じがします。
とりあえずこれで2戦全勝2KO。これからも弱い相手ばっかりと対戦し、4~5年後には全勝で世界ランクに顔を出すのでしょか。
ジョッシュ・ケリー(イギリス)VSジョニー・ビナ(スペイン)
S・ウェルター級6回戦(2017年5月20日)
(出典:WOWOW)
ケリーはリオ五輪ではウェルター級で出場し、ベスト16まで行っています。
初回からビナのパンチを見切ったのか、ガードを下げて、上体の動きだけでビナのパンチをかわします。
たまに避けそこなうのは、ご愛嬌。
なかなか小気味のいいボクシングをします。
そして4ラウンドに会心の右ストレート放ち、ダウンを奪いました。
立ってきたビナに連打を浴びせ、レフリーは止めるタイミングだけを見ていた感じです。一方的になったところで、レフリーがストップしました。
ケリーは、なかなか華のあるみせるボクシングをしますね。
ただS・ウェルター級にしては少し一発のパンチ力に欠ける感じがします。でも3~4年後には、世界のトップ戦線に顔を出すような気がします。
シャクール・スティーブンソン(アメリカ)VSカルロス・スアレス(アルゼンチン)
フェザー級6回戦(2017年5月20日)
(出典:WOWOW)
この日の一番の期待選手は、このスティーブンソンでしょう。
リオ五輪ではバンタム級で出場し、銀メダルを獲得しています。
173㎝の長身で、まだ19歳のサウスポーです。
アマ出身とは思えないほど好戦的で、スピードとパワーでスアレスを初回から圧倒します。
そして連打でスアレスをコーナーに追いつめ、反撃してきたスアレスに打ち下ろしの右ストレート叩き込みます。
レフリーは一度はスリップと裁定しましたが、立ってくるときにスアレスがよろけたのを見て、すぐにストップしました。
早ければ2~3年後には、世界のトップ戦線に登場してくるかもしれませんね。
楽しみな選手です。