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岡田博喜VSロデル・ウェンセスラオ(フィリピン)
65キロ契約(ウェルター級)8回戦
(日テレG+)
岡田は14戦全勝10KO,27歳。日本Sライト級タイトルを返上し、いよいよ世界を目指します。
ウェンセスラオは25戦11勝4KO13敗1分け、23歳。小原圭太には4RKO負けを喫しています。
しかし、二人が対峙したら、明らかに岡田が小さく見えます。1階級は違う感じがしますね。
岡田には65キロはちょっと重い
今日も岡田の左ジャブはいいですね。しかし、ロデルもパワーがありますよ。フィジカルの強さを武器に、結構怖いパンチを振ってきます。
岡田は距離の取り方もいいですし、テクニックはさすがです。
ロデルはパワーに任せて、右を振って岡田をロープに詰めてきます。思い切り振ってくるこのパンチは結構怖いですよ。
しかも、ロデルはガードが堅いので、なかなか岡田もジャブからの追撃ができません。
岡田には65キロはちょっと重いですね。
ボディブローが効果的
4ラウンドは岡田が少しプレッシャーを強めます。しかし、ロデルの左フックも怖いタイミングで返してきます。
岡田は、クリーンヒットはもらわなものの、馬力負けして、どうしても押し込まれてしまいます。
5ラウンドからようやくボディブローを打ち出しますが、ロデルも負けじと反撃してきます。
(結局、ボディブローが突破口になりました)
この相手を倒すのはなかなか大変です。
6ラウンドは、ロデルのパワーパンチで、岡田がコーナーやロープに詰まるシーンが多くなり、不用意なパンチを被弾する場面もあります。
しかし、さすがにこれだけ力を込めて攻撃すると、ロデルも打ち疲れたようです。
終盤、ボディから岡田が効果的なパンチで反撃します。
7ラウンドは明らかにロデルが失速。
そして、岡田がようやく右のボディでダウンを奪い、立ってきたところへ岡田が追撃するとロデルがすぐにしゃがみ込み、レフリーがストップしました。
(ボディ2発でロデルがあっさりダウン)
(立ってきたところへ岡田が追撃するとロデルはすぐにしゃがみ込む)
最後は力の差を見せつけ、ボディブローで仕留めましたが、世界を狙うには、この程度の相手を倒すのに時間がかかりすぎましたね。
65キロ契約の影響もあったとは思いますが、もう少し体幹を強くすることが必要だと思います。
とりあえず、東洋太平洋タイトルを狙うようですが、私は思い切ってライト級に下げた方がいいような気がします。