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山中慎介VSカルロス・カールソン(メキシコ)
WBC世界バンタム級タイトルマッチ(2017年3月2日)
(出典:日本テレビ)
山中はこれが12度目の防衛戦です。
28戦26勝18KO2分け、34歳。神の左のサウスポーです。
カールソンは23戦22勝13KO1敗、26歳。オーソドックススタイル。
個人的には、嫌な予感がします。
最近の山中は打たれすぎます、打たれ弱すぎます、スピード感がありません。衰えをすごく感じます。無敵のチャンピオンが負ける時はこんな時ですよ。
カールソンにそれほど危険な感じはありませんが、山中の動きはパワーは感じるものの、切れがありません。なぜかものすごく不安です。
実況)
1R)
問題はカールソンのスピードですね。
体幹は強そうです。
結構、初回から山中は左を打ってきます。カールソンは距離長い感じがします。
山中まだ少し堅いか?
2R)
山中の左がヒットしました。カールソン、少し効いたか?
カールソンがカットしました。山中は落ち着いているように見えますが、すこし動きが重い感じです。
3R)
山中の動きは少しほぐれてきました。しかし、カールソンはパワーがありますね。山中は少し押され気味です。
しかし、カールソン、ボディが効いた!これで少し山中に少し余裕が出てきましたね。
4R)
山中の右は相変わらずシャープさがないですね。でもカールソンの顔にダメージが感じられます。カールソン少し強引なラフファイトで、バランスも悪いですね。
5R)
そして、山中の左カウンターでついにカールソンがダウンしました。効いてますよ。
山中が追撃し、カールソンがはまたもダウン。
しかし、しぶといカールソンの左がヒットしました。そして、右も貰い、今度は山中がピンチに陥りました!
山中は相変わらず不安定なボクシングですね。ガードが甘すぎます。
6R)
カールソンが前に出てきました。しかし、山中の左2発でダウンでまたもカールソンがダウン!
今度は決まったか。いや~、カールソンはタフですね。回復が早いです。
7R)
とても展開が早い感じがします。もう7ラウンドですよ。
ただ、山中にもダメージがあるようです。カールソンの右フックを貰いすぎます。
しかし、山中は凄い!右から左ストレートでまたもカールソンからダウンを奪いました。これは効いたか!
(この右がとても良かったですね。これが常に出ればリズムが出てくるんですけどね)
いや、また立ってきましたが、さすがにここは、山中の連打でとどめのダウンを奪い、ついにストップです。
12度目の防衛に成功しました。はらはらさせながら、最後は豪快にKOで仕留める、さすが山中ですね。
試合としてはとてもスリルがあって面白かったですけど、今後に不安を残すシーンもかなりありました。
次は指名挑戦者になる予定のメキシコのホープ、ルイス・ネリーということです。かなりパンチ力があり、今日みたいなボクシングをしていると、13度防衛は難しいかもしれません。