目次
2017年 全日本新人王決定戦
私が注目しているのは、フライ級の薮崎賢人(セレス) 、S・バンタム級の飯見嵐(ワタナベ) 、S・フェザー級の森武蔵(薬師寺)、ウェルター級の安達陸虎(井岡弘樹)の4選手です。
試合結果)
★ミニマム級
✖赤羽根烈(宇都宮金田) VS 〇井上夕雅(尼崎亀谷)
2戦2勝1KO(18歳) 6戦5勝1分け(18歳)
初回から、最軽量級とは思えない好ファイトを展開。素晴らしい打撃戦でした。
3-0の判定勝ちで、井上が新人王を獲得しました。
(東日本)
赤羽根烈(宇都宮金田) 棄権 和田優麻(REBOOT)
(西軍)
井上夕雅(尼崎亀谷) 引き分け 仲島辰郎(平中BS)
5戦5勝(18歳) 6戦6勝4KO(23歳)
※井上が勝者扱いで、新人王決定戦へ。
★ライトフライ級
〇佐藤剛(角海老宝石) VS ✖長井祐聖(市野)
6戦4勝1KO1敗1分け(21歳) 3戦3勝(19歳)
サウスポー対決です。初回から積極的に攻めた佐藤が長井を圧倒。2度ダウンを奪い佐藤が1RTKO勝ちで、新人王を獲得しました。
(東日本)
佐藤剛(角海老宝石) 判定 亀山大輝(ワタナベ)
(西軍)
長井祐聖(市野) 判定 中村圭吾(フュチュール)
2戦2勝(19歳) 5戦4勝1KO1敗(21歳)
★フライ級
✖薮崎賢人(セレス) VS 〇白石聖(井岡)
6戦4勝3KO1敗1分け(20歳) 6戦5種2KO1分け(20歳)
長身の白石が、うまく自分の距離で戦います。薮崎は最後まで中に入れず、期待された強打は不発に終わりました。白石のサウスポーに対するうまさが光りました。
3-0の判定で白石が新人王を獲得しました。
(東日本技能賞)
薮崎賢人(セレス) 1R TKO 荒川竜平(中野サイトウ)
(西軍)
白石聖(井岡) 判定 近藤冬真(蟹江)
5戦4勝2KO1分け(20歳) 7戦6勝1KO1敗(21歳)
★スーパーフライ級
〇今川未来(木更津GB) VS ✖松浦克貴(岡崎)
10戦7勝2KO3敗(21歳) 5戦5勝1KO(21歳)
サウスポーの今川の右フックが効果的。後半、少しペースが落ちた今川に、松浦が反撃しますが、どうもサウスポーが苦手のようですね。
3-0の判定で今川が逃切り、新人王を獲得しました。
(東日本)
今川未来(木更津GB) 判定 住田愛斗(角海老宝石)
(西軍)
松浦克貴(岡崎) 不戦勝 諏訪亮(真正)
★バンタム級
〇富施郁哉(ワタナベ) VS ✖徳山洋輝(千里馬神戸)
4戦4勝(19歳) 6戦5勝1KO1分け(26歳)
初回からギア全開で打ち合い、富施がダウンを奪いました。終始ペースを握った富施が、4ラウンドに連打をまとめたところで、レフリーがストップしました。
富施が4RTKOで、新人王を獲得しました。
(東日本)
富施郁哉(ワタナベ) 判定 池上渉(郡山)
(西軍)
徳山洋輝(千里馬神戸) 判定 高井一憲(中日)
5戦4勝1KO1分け(26歳) 10戦6勝3KO2敗2分け(30歳)
★スーパーバンタム級
✖飯見嵐(ワタナベ) VS 〇下町俊貴(グリーンツダ)
4戦4勝4KO(21歳) 8戦7勝3KO1敗1分け(21歳)
飯見は長身サウスポーの下町の距離に苦労しています。手数の多い下町に対して、飯見は接近してボディ攻撃で応戦します。お互いペースを譲りません。
飯見が勝負に行った4ラウンドに、逆に下町がパンチを畳みかけ、レフリーがストップしました。下町が4RTKOで新人王を獲得しました。
(東日本MVP)
飯見嵐(ワタナベ) 1R KO 濱田力(本多)
(西軍)
下町俊貴(グリーンツダ) 判定 千場悟(タイガーウイング)
7戦6勝3KO1敗1分け(21歳) 6戦4勝2KO2敗(20歳)
★フェザー級
〇佐々木蓮(ワタナベ) VS ✖高瀬衆斗(蟹江)
5戦5勝3KO(22歳) 5戦4勝1KO1分け(21歳)
3ラウンドに佐々木が一気に攻めチャンスを作りました。そして、4ラウンドにパンチをまとめ、レフリーがストップしました。
4RTKO勝ちで、佐々木が新人王を獲得しました。
(東日本)
佐々木蓮(ワタナベ) 4R KO 清田亨(大橋)田力(本多)
(西軍)
高瀬衆斗(蟹江) 不戦勝 本橋遼太郎(本橋)
★スーパーフェザー級
✖ジロリアン陸(フラッシュ赤羽) VS 〇森武蔵(薬師寺)
9戦8勝8KO1敗(29歳) 4戦4勝4KO(17歳)
2ラウンドあたりから、お互いにタイミングがあってきました。しかしまだ、決定打はありません。パンチ力を警戒して手数が少ないですね。
森が3ラウンドに引っ掛けるようなダウンを奪いました。これは、陸にダメージはないでしょうが、ポイント的には痛いでしょう。
試合は判定に。3-0の判定で森が新人王を獲得しました。
(東日本敢闘賞)
ジロリアン陸(フラッシュ赤羽) 3R KO 今井健裕(ワールドスポーツ)
(西軍MVP)
森武蔵(薬師寺) 2RKO 木村テミン(グリーンツダ)
3戦3勝3KO(17歳) 4戦4勝3KO(グリーンツダ)
★ライト級
〇有岡康輔(三追) VS ✖小畑武尊(ダッシュ東保)
9戦6勝5KO3敗(24歳) 8戦5勝1KO2敗1分け(19歳)
小畑が先制攻撃をかけます。パンチ力のある有岡は後手に回りますが、2ラウンドに会心の右ストレートでダウンを奪います。そして、2度目のダウンでレフリーがストップしました。
有岡が2RTKOで新人王を獲得しました。
(東日本)
有岡康輔(三追) 5R TKO 内藤未来(E&Jカシアス)
(西軍)
小畑武尊(ダッシュ東保) 判定 小西帝土(井岡弘樹)
7戦4勝1KO2敗1分け(19歳) 3戦3勝3KO(20歳)
★スーパーライト級
△木原宗孝(帝拳) VS △マーカス・スミス(平中BS)
4戦3勝1KO1敗(20歳) 4戦4勝4KO(32歳)
スミスが先制攻撃。回を追うごとにスタミナが切れてきたスミスですが、木原も決定打を打ち込めません。
ジャッジの判定は(1-!)引き分けですが、採点の集計でスミスが勝者扱いとなり、新人王を獲得しました。
(東日本)
木原宗孝(帝拳) 3R TKO 土田佑一(札幌協栄)
(西軍敢闘賞)
マーカス・スミス(平中BS) 2RKO 宮本康平(京拳)
3戦3勝3KO(32歳) 3戦2勝2KO1分け(21歳)
★ウェルター級
〇重田裕紀(ワタナベ) VS ✖安達陸虎(井岡弘樹)
5戦4勝3KO1敗(27歳) 8戦8勝5KO(19歳)
サウスポーの重田が先手を取っています。安達はどうもサウスポーが苦手のようですね。動きが硬く、右の距離が合っていません。
後半安達が追い上げたが、追いつきませんでした。
3-0の判定で重田が新人王を獲得しました。
(東日本)
重田裕紀(ワタナベ) 判定 黒央(K&W)
(西軍技能賞)
安達陸虎(井岡弘樹) 2RKO 清利樹(駿河男児)
7戦7勝4KO(19歳) 5戦4勝4KO1敗(25歳)
★ミドル級
〇加藤収ニ(中野サイトウ) VS ✖徳山純治(真正)
8戦6勝4KO1敗1分け(27歳) 2戦2勝(34歳)
1ラウンド、加藤が右フックから連打でダウンを奪いました。
テクニックで上回る加藤がその後もペースを握り、一方的な展開に。
4ラウンドにまたダウンを奪い、終盤にダウンを追加してTKO勝ちで、加藤が新人王を獲得しました。
(東日本)
加藤収ニ(中野サイトウ) 3R TKO 優しんご(宇都宮金田)
(西軍)
徳山純治(真正) 棄権 高橋ルガー大毅(駿河男児)
2戦2勝(34歳) 6戦4勝4KO2敗(29歳)