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大森将平VSエドガル・ヒメネス(メキシコ)
バンタム級10回戦(2016年8月24日)
大森は、マーロン・タパレス(フィリピン)に2RKOで初黒星を喫して、これが再起第2戦です。17戦16勝11KO1敗、
タパレスの試合がプンルアン・ソーシンユー(タイ)への挑戦者決定戦でしたが、大森は何もできずに敗れてしまいました。
勝ったタパレスは今やWBO世界バンタム級チャンピオンですから、ボクシングの世界は厳しいものですね。勝つと負けるとでは大違いですから。
負けた大森は世界ランキングからも姿を消しています。
今回の相手はWBCバンタム級5位。36戦22勝16KO11敗2分け。24歳。
24歳ですがすでに36戦のキャリアがあります。KO率は高いですが、11敗は少し多いような気がしますね。しかし、メキシコやフィリピンの選手は、戦績だけで実力を判断すると時に大けがをします。
(ヒメネスは、なんと2008年のデビューで、2011年から2012年かけて5連敗していますが、その後は7勝1敗1分け。リー・ハスキンスに挑戦したイバン・モラレスに勝っています。今年の6月にジョビー・カツマタに1RKO勝ちしています。)
しかし、それも杞憂に終わりました。
世界5位の強豪を寄せ付けませんでした。
1回から多彩な右ジャブで攻撃し、距離を支配し、2回、強烈な左が相手の顔をとらえると、ヒメネスの腰が落ちかけました。
距離を取り、長いラウンドを想定していたようですが、相手が前に出てこないので、チャンスを逃さず一気に倒しに行きました。
3回、ロープに詰め、左で顔、ボディー、顔と3連発。これで勝負あった感じで、その後のラッシュでヒメネスは意識が飛んだように腰から崩れ落ち、10カウント。
快勝ですね。まあ、ヒメネスの実力に疑問符は付きますけど、とりあえずこれで世界ランキングに復帰できます。
是非、タパレスにリベンジしてほしいですね。
レネ・ダッケル(フィリピン)VS翁長吾央
東洋太平洋Sフライ級タイトルマッチ(2016年8月21日)
ダッケルが判定で防衛に成功しました。36歳、翁長、残念ですがタイトル奪取に失敗しました。
判定3-0(114-113,115-112,117-110)
8回のダウンがすべてでしたね。あれがなければ勝っていたかもしれません。いずれにしても、翁長はこれが最後の試合になるんでしょうね。
金子大樹VS中川祐輔
60キロ契約8回戦
金子は日本Sフェザー級3位。中川は同級6位。
序盤から金子がペースを握っていましたが、倒しに行ってから金子のディフェンスが雑になり、不用意に中川のパンチを被弾していました。しかし、最後の右ストレートのフニッシュブローはさすがでしたね。
倒れた瞬間にレフリーがストップしました。
6R1分55秒、金子のTKO勝ち。
そろそろ手応えのある相手との対戦が望まれますね。
尾川堅一の日本タイトルに挑戦しましょうよ。