群雄割拠のヘビー級トップ戦線に参戦 ルイス・オルティスVSブライアン・ジェニングス

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WBA暫定ヘビー級タイトルマッチ(2015年12月19日)

ルイス・オルティス(キューバ)VSブライアン・ジェニングス(アメリカ)

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 (出典:WOWOW)

マティアス・アリエル・ビドンドに圧勝し暫定王者についたオルティスですが、当然ながらその実力には疑問符がついていました。

当時のオルティスのランキングはWBA8位で、相手のビドンドはなんと15位でしたから。

この日の相手は20戦19勝10KO1敗のジェニングス。この1敗はウラジミール・クリチコに判定負けしたもの。そしてWBA6位にランクしています。

これが真価を問われる一戦になりそうです。

 

しかし、初回から実力差は歴然としていました。

接近戦を嫌ったオルティスの放った右フックカウンターで、早くもジェニングスは足元が怪しくなります。

2ラウンドはジェニングスがサウスポーを嫌い、距離をつぶして接近戦に持ち込み盛り返しましたが、5ラウンドの右アッパーカットでまたもやジェニングスがダメージを負います。

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(この左アッパーは強い)

接近戦にしか活路を見いだせないジェニングスに対して、 体を柔らかく使って打つこのオルティスの右アッパーはかなり効果的でした。

 しかしジェニングスもさすが世界6位です。ダメージを負った次の回は必ず強引に接近してオルティスの追撃を許しません。

そして7回。このラウンドも2分半近くまではジェニングスの攻勢が目立っていましたが、残り30秒弱のときにまたもオルティスの必殺右アッパーがカウンターでヒットしました。

この右アッパーは強烈でした。しぶとく立ってきたジェニングスですが、オルティスの容赦ない追撃にレフリーストップ。

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(このアッパーを被弾しながら、立ち上がってきたジェニングスですが…)

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クリチコが倒せなかったジェニングスをKOしたことで、オルティスもトップ戦線での存在感をアピールしました。

ちなみに次の防衛戦の相手は7位のアレクサンダー・ウスティノフとの対戦が義務付けられているようです。暫定王者の指名挑戦者がなぜ7位なのかはもう「さすがWBA」としか言いようがないですね。

 

さて、例によって独断と偏見に満ちた私のヘビー級のランキングを発表しましよう。

①アンソニー・ジョシュア

②ディオンデイ・ワイルダー

③タイソン・ヒューリー

④ウラジミール・クリチコ

⑤ルスラン・チャガエフ

⑥ルイス・オルティス

圏外 藤本京太郎

 

6位までは全く自信がありませんが、藤本は結構自信があります。

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