目次
MVPはライト級の松村智昭
ライト級
松村智昭(グリーンツダ)VS 市川大樹(駿河男児)
(出典・日テレG+)
松村が5戦5勝(3KO)、一方の市川も 6戦6勝(4KO)。全勝同士のしかもハードパンチャー対決ですから、注目の一線でした。
西日本の時と同様、松村の動きは良かったですね。足の運び、出入りの速さは新人としては文句なしです。
市川も柔らかい身のこなしで対応しますが、1ラウンドから松村が距離を先につかんだように見えました。
3ラウンドの右ロングフックは圧巻でした。文句なしのMVPです。
Sフェザー級
中谷有利(グリーンツダ)VS ファイン新井(関門JAPAN)
(出典・日テレG+)
中谷は私が一番注目していた選手でしたが、強引で雑なボクシングに終始して、先行きに不安を残しましたね。
中谷は6戦6勝(5KO)の無敗のハードパンチャー。一方の新井も7戦5勝(1KO)1敗1分で、この選手も中部日本の決定戦を見たときに、そのテクニックのレベルの高さは結構評価していました。「中谷も簡単には倒せないだろうな。」
新井は中谷の雑なパンチをことごとくブロックして、ディフェンス力の高さを見せつけました。
まあ、攻勢と手数で中谷の辛勝でしたね。(2-1の判定勝ち)
全日本の決勝の相手は石川元希です。私はこちらの方が中谷とっては倒しやすいと思います。新井よりは危険なボクサーですけど。
フェザー級
永野祐人(グリーンツダ)VS仲里周磨(ナカザト)
(出典・日テレG+)
永野は5戦5勝(2KO)、仲里も4戦4勝(3KO)の無敗対決でしたが、仲里が一枚も二枚も上でしたね。
パンチ力もありますし、フィジカル面でも圧倒していました。
5ラウンドのKOは見事でした。右から左の返し、完璧なKOパンチでした。
バンタム級
清瀬天太(姫路木下)VS 水野拓哉(松田)
(出典・日テレG+)
清瀬は、8戦6勝(1KO)1敗1分 、水野は、8戦7勝(7KO)1分。
西日本の決勝では、清瀬はそれほど目立った存在ではありませんでしたが、水野は1引き分を除いてすべてKO勝ちという注目の選手でしたし、中部日本の決勝でも圧巻の強さを見せ付けました。
解説の飯田覚士さんも「この二人はレベルが高いですね」と言うように、ハードパンチャーの水野に清瀬のテクニックは全く引けを取りませんでした。
序盤は水野の強打がいつ炸裂するか、という展開でしたが、回を重ねるごとにペースは清瀬に傾いていたように思います。
2-0でしたが、この試合は清瀬の完勝ですね。
スーパーフライ級
平野拳生(風間)VS井上太陽(広島三栄)
平野、5戦5勝(3KO)、 井上5戦4勝(3KO)1敗。
この試合は、平野の計量失格によるり、井上不戦勝。何じゃそりゃ~。
平野は私個人としては将来性NO,1だと思っていただけに残念で仕方がありません。最近、日本でも体重オーバーが多くなりましたね。
フライ級
坂本真宏(六島)VS 吉房克曜(トヤマ)
(出典・日テレG+)
両選手とも無敗(坂本4戦4勝3KO、 吉房4戦4勝1KO) の好カードでしたが特に注目は坂本のパンチ力です。
坂本は西日本の決勝でも1ラウンドからハードパンチで圧倒し、右ストレート一発でKO勝ちしました。
粗削りでスタミナに難がありそうでしたが、予想通りの展開になってしまいました。
前に出て大振りのパンチを振りまわす坂本に対して、吉房はのらりくらりとそのパンチをかわして、カウンターを狙います。
単発で手数の少ない坂本がかろうじて判定勝ち(2-1)。
ライトフライ級
ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)VS 大城信博(琉球)
西日本の決勝でMVPのユーリは5戦4勝(2KO)1分、大城は4戦2勝(2KO)2分 でともに無敗です。
(出典・日テレG+)
アマチュア経験のあるユーリは構えがよく、基本がしっかりしている感じでした。対する大城はやや変則なスタイル。
少しかみ合わない退屈な展開で、ユーリが消極的ながら無難にポイントを拾い、3-0の判定勝ち。
ミニマム級
北村流生(六島)VS安藤勇太(畑中)
北村は6戦5勝(1KO)1敗 、安藤は3戦2勝1分。
ともにパンチ力はなさそうな感じでしたが、予想外のダウンの応酬。
なかなかスリリングな面白いボクシングでした。やっぱりボクシングはダウンがつきものですよ。
(出典・日テレG+)
1ラウンド、 まず、サウスポーの坂本が安藤のいきなりの右をもらってダウン。
しかし、3ラウンドに今度は坂本がダウンを奪い返しました。
結局地力に勝る坂本が3-0の判定勝ち。
しかし全日本の決勝の相手は小浦翼です。手玉に取られそうですね。
(出典・日テレG+)