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もうちょっとで勝てたのに~三浦隆司
WBC世界Sフェザー級タイトルマッチ
三浦隆司VSフランシスコ・バルガス(メキシコ)
(出典:WOWOW) 後ろにロマゴンや山中慎介、ホルヘ・リナレスがいます!本来なら百人力なんでけどね~
最初から倒す気満々で、完全に力みすぎでした。
ラスベガスのリングで、三浦は完全に冷静さを欠いていたのでしょうね。
そしていきなり右ストレートをもらいました。これが、この日のすべてだったような気がします。
(出典:WOWOW) 体がほぐれていないところへいきなり右ストレートがヒット、これで三浦は腰を落とします。深刻なダメージがありました。
4ラウンドのダウンで勝った思いました
徐々に盛り返した三浦が、4ラウンドに会心のボンバーレフトを決めました。
もう少し時間があれば決めていたかもしれません。(ボクシングにタラレバもカモもありません!)でも、「これで勝ったな!」て思いました。
(出典:WOWOW) やはりダメージが残っていたのでしょうね。いつもならもっと破壊力がありましたから。
チャンスの後にとんでもないピンチが
8ラウンドの三浦は精彩を欠いていました。かなりダメージと疲労が蓄積していたのでしょう。
しかし、残り20秒ぐらいでしたか、この日2度目のボンバーレフトがさく裂しました。
バルガスはかなり効きましたが倒れません。もう少し時間があったら。(またタラレバ!)三浦、9ラウンドで倒せるぞ!
(出典:WOWOW) 8ラウンド、相討ちでしたけど、やっぱり威力は三浦の方が上
魔の9回。始まってすぐにバルガスが最後の猛攻をかけてきました。
やっぱりダメージと疲れで集中力を欠いていたのでしょうね。あんなダウンをした三浦を初めて見ました。バルガスも最後の勝負に来たのでしょう。
目の下が腫れてストップ寸前でしたから、三浦がこの回を乗り切ったら(またタラレバ!)。
(出典:WOWOW) まず全く警戒していなかった左アッパー、そしてとどめの右フック。
逃げ切るには時間がありすぎました。クリンチもできずもう集中砲火ですから、ストップは仕方がありません。
(出典:WOWOW) ストップ!バルガスはホッとしたでしょうね。
再戦だ!予想以上にバルガスはうまくて、しかもパンチ力がありましたが、もう一回やったら、勝てます。この日の三浦は動きが硬く、いつもの三浦ではありませんでした。
こちらは再戦してもアルバレスが勝ちます
WBC世界ミドル級タイトルマッチ
ミゲール・コット(プエルトリコ)VSサウル・アルバレス(メキシコ)
初回からコットはすばらしい動きでした。パンチのスピードですがフットワークが抜群でした。
結局判定決着までに至ったのは、このフットワークがあったからでしょう。
でも、3ラウンドからはパワーにまさるアルバレスがプレッシャーをかけ始め、パワフルなパンチでコットを追いつめます。
しかもアルバレスのパンチはスピードがあります。そしてコットよりカードが硬くディフェンスは抜群にうまい!
(出典:WOWOW) この攻防はレベルが高かったですね~
完全にペースをつかんだアルバレスは、かなりパワフルな打ち下ろしのパンチを決め、一瞬コットの動きが止まる、というシーンが何度もあり、「これは後半でアルバレスが倒すな」と思いました。
コットのパンチはことごとく外され、全く攻め手がありません。
アルバレスの猛攻から逃げるので精いっぱいの状態が続きます。
しかし、10ラウンドぐらいからアルバレスの動きが悪なり、明らかに失速した感じがしました。
一方のコットはスピードが少し戻り、反撃に転じますが、ディフェンスの堅いアルバレスに決定打を決めることができません。
大差判定でアルバレスが勝ちましたが、ほとんどクリンチのないクリーンな試合で、一級品のスピーディなパンチの交換、素晴らしいディフェンステクニックを見ることができ、判定ながら、緊迫した密度の濃いラウンドが続きましたので、十分満足感はありますね。
とにかく、前座の2試合がひどすぎましたからね。(ジェイソン・ぺレスVSロニー・リオス&ギジェルモ・リゴンドーVSドリアン・フランシスコ)
特にリゴンドーはひどすぎます。対戦相手がかわいそうです。